レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年06月04日
- 登録日時
- 2018/06/04 16:02
- 更新日時
- 2018/10/05 15:36
- 管理番号
- NIER2018011
- 質問
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大学生の退学率の統計はあるか
- 回答
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学校基本調査では大学生の退学に関する項目がない。
文部科学省の過去の調査では下記がある。
・文部科学省「学生の中途退学や休学等の状況について」
平成26年度公開。平成24年時点の中途退学者等の調査。国・公・私立大学、公・私立短期大学、高等専門学校の1191校が回答。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/10/1352425.htm
・文部科学省「各大学等の授業料滞納や中退等の状況調査」
平成21年度公開。平成19年・20年時点の中途退学者等の調査。国・公・私立大学、公・私立短期大学、高等専門学校の1225校が回答。報告書そのものは確認できなかったが関連の会議資料などに引用がある(下記の8ページなど)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/057/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2013/05/13/1334845_04_2.pdf
ほか継続した調査としては下記が行われている。
・読売新聞社「大学の実力」
2008年から毎年調査。全国の国公立大学対象。退学率についての項目がある。
図書として発行。最新は2018(2017年発行) https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB0341558X
・茨城大学保健管理センター「大学における休・退学,留年学生に関する調査」
1978年から毎年調査。全国の国立大学の一部が対象。
全国大学メンタルヘルス研究会報告書などで報告されている。最新は平成25年度 https://ci.nii.ac.jp/naid/40020841847
文科省の両調査および読売新聞社、茨城大学保健管理センターの調査を紹介して回答。
- 回答プロセス
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学校基本調査報告書を参照して該当項目なしを確認。
ネット検索により「学生の中途退学や休学等の状況について」確認。
関連して「各大学等の授業料滞納や中退等の状況調査」確認、引用している資料を発見。
当館「教育研究論文索引」より下記論文を検索して参照。記述を参考に「大学の実力」「大学における休・退学,留年学生に関する調査」を確認。
立石慎治, 小方直幸「大学生の退学と留年 : その発生メカニズムと抑制可能性」 高等教育研究 19, 2016.5
村澤昌崇「大学中途退学の計量的分析―高等教育研究への計量分析の応用―(その3):フリーソフトRを用いて―」比治山高等教育研究 1, 2008.3
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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立石慎治, 小方直幸「大学生の退学と留年 : その発生メカニズムと抑制可能性」
高等教育研究 19, 2016.5
【当館請求記号】ZJ||656 -
村澤昌崇「大学中途退学の計量的分析―高等教育研究への計量分析の応用―(その3):フリーソフトRを用いて―」
比治山高等教育研究 1, 2008.3
【当館請求記号】P743||10B
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立石慎治, 小方直幸「大学生の退学と留年 : その発生メカニズムと抑制可能性」
- キーワード
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- 中退
- 休学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000236928