レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/30
- 登録日時
- 2013/03/11 00:30
- 更新日時
- 2013/03/11 00:30
- 管理番号
- 滋2012-0098
- 質問
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解決
国友一貫斎作望遠鏡の概要を知りたい。
- 回答
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『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「国友一貫斎が1832年(天保3)に着手し1834年(天保5)一応の完成をとげた(以後改良をつづけている)天体観測用の望遠鏡。当時の日本にはヨーロッパ製が舶載されており、江戸中期には麻田剛立・小林喜右衛門・岩橋善兵衛などが製作したとつたえられる。一貫斎作の望遠鏡は、グレゴリー式の反射望遠鏡で、2本の筒(真鋳(しんちゅう)製)、2個の反射鏡(銅とスズの合金)、3個のレンズ(水晶)からなる。従来の日本製が西洋製部品を使用したのとことなり、合金や反射鏡・レンズの研磨などはすべて自ら手がけた。その制度は幕府天文方御用間重新をして舶来製の2倍の倍率をもつと評価させるほどであった。筒の全長37.6cm(長浜市国友町国友英之丞所蔵による)。長浜市指定文化財。現在、全国で数基の伝存が確認されており、県内ではこのほか彦根市井伊家に伝存する。(西岡直樹)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 精密機器.光学機器 (535 8版)
- 参考資料
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- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.221
- キーワード
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- 国友一貫斎
- 国友藤兵衛
- 天体望遠鏡
- 長浜市指定文化財
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000128711