レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:03
- 更新日時
- 2012/07/20 02:03
- 管理番号
- 滋2011-1806
- 質問
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解決
「名を聞けば昔ながらの」で始まる近江を詠んだ和歌の全文、歌の意味、作者とその略歴、収録されている歌集名を知りたい。
- 回答
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『近江百人一首』に、和歌の全文は「名を聞けば昔(むかし)ながらの山なれどしぐるる秋は色(いろ)まさりけり」で、歌の意味は「名を聞けば、昔ながらということを思わせる長等山ではあるが、すべてのものが移り変るように、しぐれの降る秋は、紅葉の色がまさることよ。」であると記されています。また同資料には、作者は「源順」で、略歴は「平安期歌人。十世紀の人。和漢の才にすぐれ、「万葉集」の点訓、「後撰集」の撰進に従った。三十六歌仙の一人。七三歳没。源氏。嵯峨天皇の子孫。大納言言定の曽孫、左馬頭拳(こぞる)の子。四三歳に至るまで学生であったが、やがて和泉守・能登守を経て従五位上となる。源氏であった為、藤原氏独裁制下にあって官位は長く沈滞し、その不満を和歌・漢詩文に託した。家集は「順集(したがう)」拾遺集以下の勅撰集に五〇首ほど。」とあります。収録されている歌集は「拾遺集和歌集 巻第三」と記されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 近江百人一首 滋賀県文化振興事業団∥編集 滋賀県教育委員会 1993年 S-9100- 93 p.208
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2 校注歌枕大観 近江編 森本茂∥編著 大学堂書店 1984年 S-9100- 84 p.193 -
3 近江百人一首を歩く 畑裕子∥著 サンライズ印刷出版部 1994年 S-9100- 94 p.201
- キーワード
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- 和歌
- 源順
- 拾遺集和歌集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109168