レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/30
- 登録日時
- 2012/03/03 02:01
- 更新日時
- 2013/03/11 00:30
- 管理番号
- 滋2011-1388
- 質問
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解決
四宮祭月宮殿(げっきゅうでん)山飾毛綴・鯉山飾毛綴の概要を知りたい。
- 回答
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『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「大津市の天孫神社の祭札(10月10日)大津祭に曳山の背面を飾る見送り幕としてもちいられる。いずれも16世紀にベルギーのブリュッセルで織られたタペストリー。月宮殿山の飾毛綴は縦222.0cm、横129.0cm。1807年(文化4)銀八貫六百匁で三井本店から購入したもの。鯉山の飾毛綴は縦205.0cm、横102.0cm。1799年(寛政11)に金100両で京都から購入したもの。この二つの飾毛綴はローマ史の物語を題材としてできたものといわれてきたが、京都の鯉山保存会発行の『祇園金山鉾鯉山』では、ベルギー王立美術歴史博物館のタペスリー部長ギー・デンマルセルの報告をのせている。これによれば、大津祭の飾毛綴は、ギリシアの詩人ホメロスの叙事詩『イリアス』の物語をえがいたもので、ギリシア軍によるトロイ陥落の情景、トロイの英雄アエネアスが老父アンキセスをせおい、トロイを脱出する場面という。(中略)現在の飾毛綴は見送り幕として合うように仕立てなおされ、本来の大きさは失っている。(西川丈雄)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 染織工芸 (753 8版)
- 参考資料
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- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.369
- キーワード
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- 大津祭
- 天孫神社
- 重要文化財
- 工芸品
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000102624