レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 東京都江戸東京博物館 図書室 (4110007) | 管理番号 (Control number) | edo2021-02 | ||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2021年12月01日 | 登録日時 (Registration date) | 2021年12月07日 11時32分 | 更新日時 (Last update) | 2022年03月15日 12時46分 | ||||||
質問 (Question) | 江戸時代にまといを持った火消し隊がいたと思うが、いち早く現場に着いた火消し隊がその場を仕切っていたのか。 | ||||||||||
回答 (Answer) | 『江戸の火事と火消』【資料1】によると、そもそも江戸における消防組織は大きく「幕府直轄の定火消、大名火消、それに江戸の町火消」の三系統があり、これらは「指揮系統が異なって」おり、また「出火にあたって各系統の火消の分担は定められて」いたとあります。 そのうち町火消は、同書によると、「明暦大火後」にできており、いわゆる「いろは組」は「享保五年(一七二〇)」に編成されたと書かれています。 その組織は、それぞれ番組編成と地域割が定められており、図は『江戸東京博物館常設展示図録〈図表編〉図表でみる江戸東京』【資料2】、町名・人数など内訳は【資料1】に載っています。 火事が起こった際の町火消の出動の様子は、『江戸の火事』【資料3】に詳しく載っていますが、火事場の指揮については「町奉行所の与力・同心の指図を受けるのだが、緊急の場合は頭取が指揮をとる」と書かれています。 ただし、【資料1】によると「大火となってゆく傾向があったり、消口が判然としない時などは各系統の火消で紛争が起きた」とあります。その具体的な事例については、【資料3】や「江戸火消制度の成立と展開(池上彰彦)」(『江戸町人の研究 第5巻』)【資料4】で確認できます。 | ||||||||||
回答プロセス (Answering process) | |||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||||||
備考 (Notes) | <関連リンク>江戸消防記念会 http://www.edosyoubou.jp/ (最終アクセス日;2021年12月7日) | ||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | ||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000308649 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |