レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/04/11
- 登録日時
- 2012/06/15 02:00
- 更新日時
- 2012/12/19 17:20
- 管理番号
- 滋2011-1699
- 質問
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解決
雲住寺紙本著色(ちゃくしょく)蒲生忠郷(たださと)像の概要を知りたい。
- 回答
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雲住寺は大津市瀬田二丁目にあります。『大津の文化財』によりますと、概要は「衣冠束帯(いかんそくたい)して上畳に坐し、右手に笏(しゃく)を持ち、腰には太刀をはく。(中略)万治二年(一六五九)の大徳寺昌林院珪山宗〓の賛によると、本像は弟の忠知が松山城下に創建した見樹院に祀られていたが、忠知の死と蒲生家の離散により、忠郷恩顧の家臣が氏郷の菩提寺大徳寺昌林院の珪山宗〓に賛を乞い、蒲生家由緒の雲住寺に納めたという。以上の経緯からすると、像が描かれたのは、万治二年よりさかのぼる可能性がある。」とあります。また同資料によりますと、寸法は縦87.7cm。横3.2cm。大津市指定文化財(平成3年2月1日指定)です。カラー写真あり。なお、文中の「珪山宗〓」は「けいさんそうおう」と読み、『日本仏教人名辞典』によると宗璜(そうおう)と記されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本画 (721 8版)
- 参考資料
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- 1 大津の文化財 大津市教育委員会∥編集 大津市教育委員会 1998年 SB-7011- 98 p.158
- 2 日本仏教人名辞典 石川力山∥[ほか]編集 法蔵館 1992年 R-1803-イ p.203
- キーワード
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- 雲住寺
- 大津市指定文化財
- 蒲生忠郷
- 絵画
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000107150