レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/02/03
- 登録日時
- 2017/02/04 00:30
- 更新日時
- 2017/02/04 00:30
- 管理番号
- 滋2016-0081
- 質問
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解決
長浜市木之本にある「石道の逆杉」について知りたい。
- 回答
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『近江の名木・並木道』に、「高尾寺跡のスギ(千年杉、逆杉)」として記載されています。
所在地や樹高・樹齢などのほか、この木に関する言い伝えとして、「七二四年(神亀元)、この地を訪れた行基は自ら刻んだ十一面観音を奉り、鎮守に素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神として勧請した。しかし、火災によりお堂である高尾寺や観音は焼失、祭神だけは難を逃れられた。年をへて最澄(伝教大師)が当地を訪れ、祭神前に玉串として杉の枝を挿したところ、寺の再興を促すお告げがあった。そこでただちに十一面観音を彫り、お堂を再興したところ、不思議なことにスギはスクスクと成長した。これを喜んだ最澄は「神前杉」と名づけ、次々と僧坊を興したという。その枝ぶりが根のように見えるので、村人には「逆杉(さかすぎ)」と呼ばれるようになった。」との紹介があります。
『滋賀の巨木めぐり』、『近江名木誌』にも記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 森林史.林業史.事情 (652 8版)
- 参考資料
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- 1 近江の名木・並木道 滋賀植物同好会∥編 サンライズ出版 2003年 S-6500- 03 p.88-89
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2 滋賀の巨木めぐり 滋賀の名木を訪ねる会∥編著 新評論 2009年 S-6500- 09 p.188-189 -
3 近江名木誌 滋賀縣∥編 滋賀縣 1913年 S-6500- 13 p.35-36
- キーワード
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- 石道の逆杉
- 県自然記念物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 211004901-2401(守山市立図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000208796