レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:02
- 更新日時
- 2012/07/20 02:02
- 管理番号
- 滋2011-1788
- 質問
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解決
「桜咲く比良山風や」で始まる近江を詠んだ和歌の全文、歌の意味、作者とその略歴、収録されている歌集名を知りたい。
- 回答
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『近江百人一首』に、和歌の全文は「桜咲く比良山風(ひらやまかぜ)や吹きぬらし花の浪(なみ)越(こ)す三津の浜松(はままつ)」で、歌の意味は「桜の咲く比良山の、山の風がまあ吹いたであろうか、花の波が打ち越えてゆく、三津の浜の、浜辺の松よ。」であると記されています。また同資料には、作者は「寂蓮」で、略歴は「平安・鎌倉期の歌人。十二-十三世紀の人。俗名藤原定長(ていちょう)。出家して寂蓮という。父は藤原俊成の弟俊海(しゅんかい)であるが、出家して醍醐寺の阿闇梨になり、定長は伯父俊成の養子となった。承安二(一一七二)頃出家。寂蓮の作歌活動は在俗時代・出家時代・和歌所寄人時代と三大別することができる。出家時代が作歌活動の活発な時期であり、和歌所寄人時代はわずか一年。九条家、西園寺家、守覚法親王、後鳥羽院の庇護厚く、天賦の歌才を似て歌壇に活躍した。新古今和歌集撰者の一人。」とあります。収録されている歌集は「寂蓮法師集」と記されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 近江百人一首 滋賀県文化振興事業団∥編集 滋賀県教育委員会 1993年 S-9100- 93 p.176
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2 校注歌枕大観 近江編 森本茂∥編著 大学堂書店 1984年 S-9100- 84 p.123 -
3 近江百人一首を歩く 畑裕子∥著 サンライズ印刷出版部 1994年 S-9100- 94 p.176
- キーワード
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- 和歌
- 寂蓮
- 寂蓮法師集
- 僧侶
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109106