レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年09月28日
- 登録日時
- 2011/07/10 08:54
- 更新日時
- 2016/01/15 17:33
- 管理番号
- M0039
- 質問
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解決
むかし千島も支庁の一つだったはずだが、それが「千島支庁」という名前だったか知りたい。
また、支庁があった場所も知りたい。
- 回答
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明治30年には択捉島の紗那に”紗那支庁”が設置されたが、明治36年には廃され根室支庁に併せられた。
調査の結果”千島支庁”は確認できなかったが、明治時代に”紗那支庁”が千島に存在したことがわかった。
- 回答プロセス
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支庁は北海道の行政区域なので、『新北海道史』(北海道/編.北海道.1981.)で”千島支庁”についての記載がないか探したが、見つからなかった。
次に”北海道”、”行政”で資料検索したところ、『北海道市町村行政区画便覧 平成18年4月1日現在』(北海道自治協会/編.北海道自治協会.1961.)があった。『北海道市町村行政区画便覧』でも”千島支庁”は見つからなかったが、p.324の「附録5 開拓使以降の行政の沿革概要」、p.333の「附録 行政機構の変遷一覧表」、p.314の「附録 支庁行政区画」 根室支庁の沿革には”紗那支庁”の記載がある。千島国五郡(色丹郡、国後郡、択捉郡、紗那郡、蕊取郡)も開拓使の管轄で、明治30年には択捉島の紗那に”紗那支庁”が設置されたが、明治36年には廃され根室支庁に併せられた。
調査の結果”千島支庁”は確認できなかったが、明治時代に”紗那支庁”が千島に存在したことがわかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 北海道地方 (211 9版)
- 地方自治.地方行政 (318 9版)
- 参考資料
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『北海道市町村行政区画便覧 平成18年4月1日現在』.北海道自治協会/編.
北海道自治協会.1961.p.314,p.324,p.333. (K318.01/H 資料コード:214773271)
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『北海道市町村行政区画便覧 平成18年4月1日現在』.北海道自治協会/編.
- キーワード
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- 根室支庁
- 千島
- 北方領土
- 紗那支庁
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000088280