レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/07/01
- 登録日時
- 2012/11/07 02:05
- 更新日時
- 2012/11/07 02:05
- 管理番号
- 滋2012-0008
- 質問
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解決
滋賀県における、食用野菜としてのレンコン栽培の歴史や栽培地、現在の栽培状況について知りたい。また草津市の烏丸半島のハス群生地について、その歴史を知りたい。
- 回答
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滋賀県内における食用蓮根の正確な栽培開始時期は不明です。ただし、『琵琶湖のハスと近江妙蓮』によりますと、すでに室町時代には志那浜(草津市)の蓮が景勝地として有名になっており、その蓮根が近江守護職の六角家に献上されたという記録も残っているようです。また、享保19年(1734)に編纂された『近江輿地志略』にも、「品(志那)蓮 品村の濱邊悉く蓮なり。蓮花の時甚佳賞するに堪へたり。其葉蓮根亦諸國に出す」とあります。しかしながら、近代以降、滋賀県で食用としての蓮根栽培が盛んになったことはないようで、関連する記述を見つけることはできませんでした。『野菜の生産販売状況』によれば、現在においても蓮根の栽培農家戸数はごくわずかで、平成20年度(2008)で2戸となっています。また烏丸半島のハス群生地の歴史につきましては、『琵琶湖のハスと近江妙蓮』によりますと、「この三角形の半島に抱えられたような水域、草津市下物町の北浦と呼ばれた葭原には、昭和五十年(一九七五)ごろから蓮の生育が確認されていました。それが、湖岸堤整備事業が進んだ昭和六十三年以降から生育域を急速に増やし、今では一三haを超える水域に広がって日本一広大な蓮生育地となっています。」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 蔬菜園芸 (626 8版)
- 参考資料
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- 1 琵琶湖のハスと近江妙蓮 中川原正美∥著 サンライズ出版 2010年 S-4724- 10 p.18,125
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2 近江輿地志略 全 寒川辰清∥著 宇野健一∥改訂校註 弘文堂書店 1976年 S-2900-734 p.1187 -
3 野菜の生産販売状況 平成20年度実績 滋賀県農政水産部農業経営課∥[編] 滋賀県 2010年 SB-GC00-08 p.14
- キーワード
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- れんこん
- 農業
- はす(蓮)
- 烏丸半島
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000113793