レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/4/1
- 登録日時
- 2013/06/07 00:30
- 更新日時
- 2013/06/07 00:30
- 管理番号
- 滋2013-0027
- 質問
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解決
かつて大津市に米軍基地があったと聞きました。基地が設置された経緯、存続期間、返還後の跡地利用について知りたい。
- 回答
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『図説大津の歴史 下巻』のなかの「占領軍の進駐」によりますと、「進駐はまずホテルの接収から始まった。九月三十日、琵琶湖ホテルが将校専用宿舎として接収されている。米軍の大津市への本格的な進駐は、十月四日・五日であった。先に京都府下に進駐していた第六軍第一軍団第三三師団のうち、第一三六連隊の二九一〇名が大津市に進駐。際川(さいがわ)の大津海軍航空隊、下阪本の滋賀海軍航空隊、及び別所の大津陸軍少年飛行兵学校の兵舎に駐屯した。なお、その後の県外移動などで、大津市の二十年十一月末の駐屯兵力は一千余名となっている」とあります。また、同上書の「キャンプ大津の返還」によりますと、「大津市内には、皇子山(おうじやま)住宅地(皇子山ハイツ)、キャンプA地区(別所付近)、キャンプB地区・水耕農園・飛行場(以上、際川(さいがわ)・唐崎(からさき)付近)などの八カ所、三五万坪(約一一六ヘクタール)の基地があったが、三十二年十一月から三十三年七月にかけて、順次、国に返還されていった」とあります。その後、跡地は大津市に払い下げられ、A地区は総合運動公園として整備され、体育館・球場・陸上競技場が設置されたほか、その一部に県立大津商業高校が移転してきました。B地区には陸上自衛隊大津駐屯地が設置されたほか、水耕農園や飛行場の部分は現在小学校・幼稚園・保育園などが建っています。さらに、皇子山住宅地は「皇子が丘公園」となっています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 8版)
- 参考資料
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- 1 図説大津の歴史 下巻 大津市歴史博物館市史編さん室∥編集 大津市 1999年 SB-2111-2 p.128-129,148-149
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2 新修大津市史 第6巻 現代 林屋辰三郎∥[ほか]編 大津市役所 1983年 S-2111-6 p.268-288,386-397 -
3 新大津市史 上 奈良本辰也∥編集 大津市役所 1962年 S-2111-1 p.608-637 -
4 新大津市史 下 奈良本辰也∥編集 大津市役所 1962年 S-2111-2 p.666-699,865-932 -
5 滋賀県史 昭和編 第1巻 概説編 滋賀県史編さん委員会∥編 滋賀県 1986年 S-2700-1 p.312-314,380-382
- キーワード
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- アメリカ軍基地
- キャンプ大津
- 占領軍
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000132169