レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年03月05日
- 登録日時
- 2023/12/21 17:08
- 更新日時
- 2023/12/23 10:35
- 管理番号
- 00000074
- 質問
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解決
与謝野晶子の短歌「自在観わが倚る岩を押さへたり若き純次は力者のごとく」の意味を知りたい。
- 回答
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この短歌は、昭和8(1933)年10月に与謝野寛・晶子夫妻が、甲州の友人・中込旻の勧めで来県した時に、昇仙峡で詠んだもの。歌中に出てくる「純次」こと中込純次の著書『晶子の世界』にこの歌が詠まれた状況が次のように書かれている。
「眩暈(めまい)岩という大きな岩の側で、あたりの素晴らしい風景を眺めた、この岩を寛が自在観と名付けた。この茶室の名、自在亭につづいている岩だからである。晶子はその岩にもたれるように、よりかかっていた。純次はその岩を押さえるような恰好をしたのである。晶子は力者のようだといって笑った。そして次の歌を作った。」
(注:「この茶室」とは宿泊した茶亭のこと)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 10版)
- 参考資料
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中込純次 著 , 中込, 純次, 1906-2001. 晶子の世界. 短歌新聞社, 1975. (短歌新聞選書)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001268359-00 (p.38)
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中込純次 著 , 中込, 純次, 1906-2001. 晶子の世界. 短歌新聞社, 1975. (短歌新聞選書)
- キーワード
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- 与謝野晶子
- 与謝野寛
- 山梨県
- 昇仙峡
- 短歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000343754