レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:01
- 更新日時
- 2012/07/20 02:01
- 管理番号
- 滋2011-1794
- 質問
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解決
「春はただ雲路を分くる」で始まる近江を詠んだ和歌の全文、歌の意味、作者とその略歴、収録されている歌集名を知りたい。
- 回答
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『近江百人一首』に、和歌の全文は「春はただ雲路(くもぢ)を分(わ)くる心地(ここち)して花こそ見えね志賀(しが)の山越え」で、歌の意味は「春はただ、雲の通う路を分けていくここちがして、花もまあ見えないほどの志賀の山越よ。」であると記されています。また同資料には、作者は「藤原隆信」で、略歴は「平安・鎌倉期の歌人。十二-十三世紀の人。定家の異父兄弟。似絵(にせえ)(肖像画)の名手。康治元(一一四二)-元久二(一二〇五)。六四歳。藤原氏。長良流八条の嫡流。皇后宮少進。為経(為隆)の一男。祖父は家人為忠。父は出家して寂超と号し、その兄為業(寂念)弟頼業(寂然)と共に大原三寂と呼ばれた。母は若狭守親忠女。美福門院加賀。後俊成と再婚して、定家・成家および妹を生む。右京大夫・越前守・上野介などを歴任、正四位。六一歳にて出家。画業にも長じ、土佐光長に学んで、子信実と共に似絵の名手といわれた。」とあります。収録されている歌集は「藤原隆信朝臣集」と記されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 近江百人一首 滋賀県文化振興事業団∥編集 滋賀県教育委員会 1993年 S-9100- 93 p.188
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2 校注歌枕大観 近江編 森本茂∥編著 大学堂書店 1984年 S-9100- 84 p.162 -
3 近江百人一首を歩く 畑裕子∥著 サンライズ印刷出版部 1994年 S-9100- 94 p.186
- キーワード
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- 和歌
- 藤原隆信
- 藤原隆信朝臣集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109011