レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:01
- 更新日時
- 2012/07/20 02:01
- 管理番号
- 滋2011-1785
- 質問
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解決
「天つ風雲吹きはらふ」で始まる近江を詠んだ和歌の全文、歌の意味、作者とその略歴、収録されている歌集名を知りたい。
- 回答
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『近江百人一首』に、和歌の全文は「天(あま)つ風(かぜ)雲吹きはらふ高嶺(たかね)にて入(い)るまで見つる秋の夜の月」で、歌の意味は「大空を渡る風が、雲を吹き払う比叡の高嶺で西山に入るまで見てしまった秋の夜の月よ。」であると記されています。また同資料には、作者は「良暹」で、略歴は「平安期歌人。十-十一世紀の人。叡山の僧。生没未詳であるが、長徳四(九九八)-康平年前後で、享年は六七歳と推定される。家系も父道済説、母実方家女童(めわらべ)白菊説があるが、いずれも未詳。後拾遺集以下に三一首入集。後拾遺集においては能因・道命(どうみょう)に次ぐ有力な僧侶歌人。後朱雀・後冷泉朝の歌会に盛んに作歌活動を展開している。」とあります。収録されている歌集は「詞花和歌集 巻第三」と記されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 近江百人一首 滋賀県文化振興事業団∥編集 滋賀県教育委員会 1993年 S-9100- 93 p.170
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2 近江百人一首を歩く 畑裕子∥著 サンライズ印刷出版部 1994年 S-9100- 94 p.170 -
3 校注歌枕大観 近江編 森本茂∥編著 大学堂書店 1984年 S-9100- 84 p.91
- キーワード
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- 和歌
- 良暹
- 詞花和歌集
- 僧侶
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109003