レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:01
- 更新日時
- 2012/07/20 02:01
- 管理番号
- 滋2011-1784
- 質問
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解決
「山風に桜吹き巻き」で始まる近江を詠んだ和歌の全文、歌の意味、作者とその略歴、収録されている歌集名を知りたい。
- 回答
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『近江百人一首』に、和歌の全文は「山風(やまかぜ)に桜吹(ふ)き巻(ま)き乱(みだ)れなむ花のまぎれに立ち止(と)まるべく」で、歌の意味は「山風で、桜を吹き捲いて、散り乱れてほしい。花で行く先が見分け難くなるために。」であると記されています。また同資料には、作者は「遍昭」で、略歴は「良岑(よしみね)氏。俗名宗貞。良僧正・花山僧正とも号す。七四歳とも七六歳とも。父は桓武天皇の皇子大納言安世の子。承和一一(八四四)蔵人となって仁明天皇に仕えたのが二九歳。天皇の信任厚く、崩御に逢い、比叡山にて出家。三五歳。編昭と改めた。仏門に入った遍昭は慈覚大師円仁・智証大師円珍などについて三部大教を学び、伝法灌頂を受け、貞観一一(八六九)法眼になったという。六歌仙の一人として有名。家集に「遍昭集」古今集以下に三五首。」とあります。収録されている歌集は「古今和歌集 巻第八」と記されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 近江百人一首 滋賀県文化振興事業団∥編集 滋賀県教育委員会 1993年 S-9100- 93 p.168
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2 校注歌枕大観 近江編 森本茂∥編著 大学堂書店 1984年 S-9100- 84 p.88 -
3 近江百人一首を歩く 畑裕子∥著 サンライズ印刷出版部 1994年 S-9100- 94 p.169
- キーワード
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- 和歌
- 遍昭
- 古今和歌集
- 僧侶
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109002