レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:01
- 更新日時
- 2012/07/20 02:01
- 管理番号
- 滋2011-1780
- 質問
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解決
「花さそふ比良の山風」で始まる近江を詠んだ和歌の全文、歌の意味、作者とその略歴、収録されている歌集名を知りたい。
- 回答
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『近江百人一首』に、和歌の全文は「花さそふ比良の山風(やまかぜ)吹きにけり漕(こ)ぎゆく舟の跡(あと)見ゆるまで」で、歌の意味は「桜の花を誘って散らす比良の山風が吹いたことよ。湖に一面に散る花びらに、漕ぎゆく舟の跡が見えるまでに。」であると記されています。また同資料には、作者は「宮内卿」で、略歴は「鎌倉期の女流歌人。十二-十三世紀の人。後鳥羽院歌壇をめぐる才女。二〇歳前後という早死。後鳥羽院歌壇の形成期に、兄具親と共に相前後して召された院歌壇の新星。当時から俊成卿女と好敵手と目され、「無名抄」には苦吟型で歌を案じすぎ、病に倒れた宮内卿の姿を俊成女と対比的に書き、又このことを「増鏡」も取りあげている。新古今集以下勅撰集に四二入集。うち新古今集に一五首。」とあります。収録されている歌集は「新古今和歌集 巻第二」と記されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 近江百人一首 滋賀県文化振興事業団∥編集 滋賀県教育委員会 1993年 S-9100- 93 p.160
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2 校注歌枕大観 近江編 森本茂∥編著 大学堂書店 1984年 S-9100- 84 p.75 -
3 近江百人一首を歩く 畑裕子∥著 サンライズ印刷出版部 1994年 S-9100- 94 p.160 -
4 近江の歌枕紀行 三品千鶴∥著 近江文化会∥編 白川書院 1977年 S-9100- 77 p.260
- キーワード
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- 和歌
- 宮内卿
- 新古今和歌集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000108998