レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/30
- 登録日時
- 2011/10/18 02:01
- 更新日時
- 2013/01/17 02:01
- 管理番号
- 滋2010-1606
- 質問
-
解決
旧木之本町杉野中(現、長浜市)の薬師堂のおこないの概要を知りたい。
- 回答
-
『滋賀の百祭 [正]』によりますと、祭礼日は「2月7日」で、概要は「(前略)おこないの中心人物は当家(とうや)と呼ばれる。当家の家族は一年前から肉食をさけて浄めの精進を重ね、二月七日の神事に及ぶ。村の若者が当家に集い、薬師立餅、八幡立餅、据餅をつく。そして最後に、少し残したものを五、六人の若者が棒つきをし、当家の座敷の梁板にこすりつけて当家の息災を祈り、一年の労をねぎらう。当家に集う若者は夜を徹して祝杯をあげる。そして午前四時半、起し太鼓の村中にひびく呼びかけで、村民は薬師堂の前に集まる。祭神の社に集わないところが、このおこないの神事の特徴である。氏子の扮する薬師と医師の寸劇が村民を笑いの渦にとりこんで、おこないのクライマックスになるわけである。薬に模した酒をあおって酩酊する姿は、さしずめ村のコメディアンといえる。」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 年中行事.祭礼 (386 8版)
- 参考資料
-
- 1 滋賀の百祭 [正] 大塚虹水∥著 京都新聞社 1990年 S-3800-1 p.48-49
- キーワード
-
- おこない
- 薬師堂
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000092467