レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/30
- 登録日時
- 2012/03/03 02:02
- 更新日時
- 2013/03/11 00:30
- 管理番号
- 滋2011-1395
- 質問
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解決
下豊浦遺跡の概要を知りたい。
- 回答
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下豊浦遺跡は近江八幡市安土町下豊浦にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「蒲生郡安土町下豊浦の、かつて内湖のなかにあった弁天島周辺の縄文遺跡である。第2次世界大戦中の食糧増産運動の一環として行われた安土山麓にひろがる内湖の干拓にともなって発見された。(中略)1949年(昭和24)11月、日本考学協会の「縄文式文化の編年的研究」の一として、山内清男の調査が行われた。この調査は近畿における縄文式文化に関する知見をひろげるとともに、滋賀県における内湖の湖底遺跡調査のきっかけとなり、その後、大中の湖南遺跡をはじめ各地の内湖の遺跡調査が相次いで行われた。ここでは縄文式土器の包含層が層位をなすことは少なく、浅い内湖の砂洲上に広範囲に点在していた特殊な遺跡である。遺物のしめす文化の時期は、縄文時代の早期および前期を中心として、中期や晩期の遺物も発見されるという長い年月にわたっている。しかも各期の土器の形式も多く、ひじょうに多くの形式の土器をだす畿内でも有数の遺跡である。さらに土器のほかに装身具として?状耳飾や勾玉・管玉があり、湖畔の砂州上に長期間いとなまれた生活の場として、古代の生活空間を考えるうえで注目すべき遺跡といえる。(西田 弘)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 参考資料
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- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.374
- キーワード
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- 下豊浦遺跡
- 埋蔵文化財-近江八幡市
- 湖底遺跡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000102664