レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/08/17
- 登録日時
- 2012/11/07 02:05
- 更新日時
- 2012/11/07 02:05
- 管理番号
- 滋2012-0080
- 質問
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解決
高島市今津町にある酒波寺(さなみじ)の由緒や歴史を知りたい。
- 回答
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『近江・若狭・越前寺院神社大事典』によりますと、「青蓮山と号し、真言宗智山派。本尊千手観音。もと天台宗で、高島七ヵ寺の一つ。縁起では天平一三年(七四一)聖武天皇の御願によって行基みずからが刻した千手観音像を本尊として開創したと伝えられ(興福寺官務牒疏)、のち冷泉天皇の代に再興され、さらに康和三年(一一〇一)堀河天皇が修復したという。往古は坊舎五六を構えて隆盛を極めたとされる。永禄七年(一五六四)一一月二七日の浅井長政宛行状(渡辺文書)によれば、このときすでに寺領が与えられている。元亀三年(一五七二)三月一六日織田信澄によって焼かれるが、元和年間(一六一五-二四)酒波村領主の旗本佐久間氏より灯明料三〇俵が寄進され(高島郡誌)、寛文二年(一六六二)伊香(いか)郡菅山(かんざん)寺(現滋賀県余呉町)の覚仁により再興されたと伝える(日置神社文書)。」とあります。なお、余呉町は現在長浜市余呉町になっています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 8版)
- 参考資料
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- 1 近江・若狭・越前寺院神社大事典 平凡社∥編集 平凡社 1997年 S-1600- 97 p.207
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2 日本社寺大観 寺院篇 藤本 弘三郎∥編 名著刊行会 1970年 R-1859-フ p.629-630
- キーワード
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- 酒波寺
- 高島七ヵ寺
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2110049-1101(大津市立図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000113765