レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/30
- 登録日時
- 2012/03/03 02:04
- 更新日時
- 2013/03/11 00:30
- 管理番号
- 滋2011-1535
- 質問
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解決
日牟礼八幡宮安南(あんなん)渡海船額の概要を知りたい。
- 回答
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日牟礼八幡宮は近江八幡市宮内町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「日牟礼八幡宮に奉納された船絵馬である。桃山時代から江戸時代初めにかけて遠く海外の安南(ベトナム)に朱印船貿易をになって往来した近江商人西村太郎右衛門の事蹟を物語るものである。正保4年(1647)3月の銘があり、絵師は菱川孫兵衛である。1635年(寛永12)に日本人の海外渡航・帰国を禁止する鎖国令が出されて11年たった年であるが、おそらく西村太郎右衛門の近親者が安南国に居住する肉親の望郷の念を思い、帰国をねがって奉納したものと考えられる。御朱印船画としては団翁型の帆や大きな三角型の弥帆など写実性にとぼしいが、団翁をもち、鳥帽子をつけて遠くを見つめて盃をかさねる太郎右衛門とおぼしき人物の表情に一族の思いがしのばれる。大きさ64.2×72cm。重要文化財。(石丸正運)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175 8版)
- 参考資料
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- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.607
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2 近江文化財全集 下巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-2
- キーワード
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- 日牟礼八幡宮
- 重要文化財
- 西村太郎右衛門
- 近江商人
- 絵馬
- 菱川孫兵衛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000102908