レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/30
- 登録日時
- 2012/03/03 02:04
- 更新日時
- 2013/03/11 00:30
- 管理番号
- 滋2011-1529
- 質問
-
解決
太平寺大般若経の概要を知りたい。
- 回答
-
太平寺は甲賀市土山町鮎河にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)712年(和銅5)に長屋王(ながやおう)(684~729)が、707年(慶雲4)に崩じた文武天皇(在位697~707)の追善供養のため、長屋王の旧宅で発願(ほつがん)書写せしめた大般若経で長屋王願経とよばれている。現存最古の大般若経で、書写年から和銅経ともいわれる。常明寺(27帖)、見性庵(43帖)に所蔵される大般若経と一具で、太平寺には142帖が分蔵されている。黄殻紙に罫をほどこさず、隋・唐の書風で謹厳に書写されており、優秀な奈良朝写経のなかにあっても目をみはるものがある。長屋王願経としては、他に728年(神亀5)書写のいわゆる神亀経も現存するが、ともに罫がほどこされておらず、無罫が長屋王願経の一つの特徴となっている。(後略)(土井通弘)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 経典 (183 8版)
- 参考資料
-
- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.463
- キーワード
-
- 太平寺
- 大般若経
- 国宝
- 長屋王願経
- 経典
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000102903