レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/30
- 登録日時
- 2012/03/03 02:03
- 更新日時
- 2013/03/11 00:30
- 管理番号
- 滋2011-1428
- 質問
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解決
常楽寺錫杖(しゃくじょう)の概要を知りたい。
- 回答
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常楽寺は湖南市西寺にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「鋳銅製、柄頭に雲形座をかざり、その上に宝塔を安置している。輪は長木瓜(もっこ)に形成して、外縁に飛雲・宝塔を配し、輪内には雲形文を左右に反転させ、先に小形水瓶をのせてある。左右の遊鐶は欠失している。錫杖頭は鉄製も銅製もあり、いずれも柄の中心上に宝珠・双竜・五輪塔・三尊仏なとでかざるのが特色で、杖はふつう木製が多く、鉄製もある。修行者が山野遊行のときに獣や毒蛇をさけるために鳴らしてあるいたもので、地面をこれでつくと錫々音をたてるのでこの名がある。後世、托鉢のおりにこれを鳴らして来意を告げることにももちいられた。この錫杖は形姿や技法などから平安後期の作とみとめられ、同時代の遺品中でも優品の一つにあげられる。重要文化財。(稲田和彦)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 8版)
- 参考資料
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- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.400
- キーワード
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- 常楽寺
- 重要文化財
- 錫杖
- 仏具
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000102859