レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/9/30
- 登録日時
- 2022/11/18 00:30
- 更新日時
- 2022/11/18 00:30
- 管理番号
- 滋2022-0006
- 質問
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解決
「日本都市生活史料集成 八 宿場町篇」(原田伴彦編集代表 1977年 学習研究社)に錦織義蔵「中仙道十四垣根・東海紀行」(元治二年=慶応元年)が掲載されています。この錦織義蔵の経歴について
1. 同書解題では江戸出府当時の家業が貸船屋と記されていますが、それ以前はどの様な家業を経てきたのか
2. 義蔵の江戸出府以前まで、大坂や北陸等海沿いへの出張の経験はどの程度記録されているか
以上2点について知りたい。
- 回答
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錦織義蔵の家業について,『日本都市生活史料集成7港町篇2』に、錦織義蔵がしるした「歳番日記」(文久元年(1861)4月から明治5年(1872)7月まで・うち同書収録は慶応2年(1866)7月から同3年7月まで)が収録されています。
その解題に、「家業は貸船屋であるが、安永8年(1779)の舟大工由緒写(当家所蔵)に「本堅田住居船大工惣代 五兵衛」「湖水船大工惣代五兵衛」とある。また、寛政2年(1790)の貸船屋、舟大工名前帳(竹中文書)に「貸船屋仲間船大工兼帯五兵衛」、慶応4年(1868)には「本堅田村貸船屋 五兵衛」とあるように、元来は有力な舟大工であったが、次第に貸船屋を兼帯となり、五兵衛義蔵時には貸船屋に移っていたようだ」とあり、元来は舟大工であったとのことです。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 1 日本都市生活史料集成 7 港町篇2 原田伴彦∥[等]編集代表 学習研究社 1976年 2-2100-7 pp.30-31
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2 日本都市生活史料集成 8 宿場町篇 原田伴彦∥[ほか]編集 学習研究社 1977年 2-2100-8 pp.23-25 -
3 近江地方史研究 通巻4号 近江地方史研究会 1976年 P pp.37-59 -
4 近江地方史研究 通巻5号 近江地方史研究会 1977年 P pp.56-67 -
1 堅田郷土史 第1輯 高柳弘雲∥編 高柳弘雲 1963年 5-2111-1 ×
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000324257