レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年11月27日
- 登録日時
- 2008/11/27 13:51
- 更新日時
- 2012/08/28 14:00
- 管理番号
- NDL農会筑-2008-004
- 質問
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解決
イチゴの栽培で、病害虫駆除のマラソン乳剤を使いたいが、使用後どれくらいの期間をあければミツバチを放飼できるのか?
- 回答
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マラソン乳剤のミツバチへの影響日数は、農薬の種類、散布量、天候、気温など諸種の条件によって異なる。調査した資料、インターネット、その他の情報によればそれぞれ 7 日から 30 日ということであったが、明確な日数の回答はできなかった。ただし、使用する農薬のラベル(使用上の注意と収穫前日数等)の確認は必要である旨回答した。
「農業総覧 病害虫防除・資材編 2 野菜 : 果菜」の、主要農薬使用の着眼点の特性と使用上の注意では、有機リン剤マラソン乳剤は「ミツバチへの影響は 30 日と大きい。天敵への影響も大きい。」と記載されている。
「農業総覧 原色病害虫診断防除編 第2-②巻 野菜、果菜/ウリ科・イチゴ」では、「ミツバチへの影響に注意する。使用の際は十分に確認の上、表記の期間以上待ってから放飼する。とくに冬期の換気のできない時期は注意する」と記載されている。
インターネットで検索してみると、
広島県野菜病害虫・雑草防除基準・植物成長調整剤使用基準8 参考資料(2) ミツバチに対する農薬の影響についてで、影響期間は、農薬の種類、散布量、天候、気温など諸種の条件によって異なる。日数は厳冬期におけるミツバチの活動性などを考慮に入れ、最大限の安全性を見込んだ目安として「7日」と記載されている。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/84/1272438470637.html(20120828確認)
また、農林水産ながさきには、「防除基準:ミツバチに対して影響のある農薬」として各県の日数が掲載されており、埼玉県ではミツバチに影響がある日数として 7 日、静岡県ではミツバチへの安全日数として 10 日後(15日)と記載されている。
http://www.n-nourin.jp/bg/bj07/bj/bee.html
栃木県農業試験場にも確認してみたところ、7 日から 10 日ということだったが、農薬のラベル(使用上の注意と収穫前日数等)も確認が必要である、とのことであった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 作物栽培.作物学 (615 9版)
- 参考資料
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- 農業総覧 病害虫防除・資材編 2 野菜 : 果菜(加除式)
- 農業総覧 原色病害虫診断防除編 第2-②巻 野菜、果菜/ウリ科・イチゴ(加除式)
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(インターネット検索)トップページ > 分類でさがす > しごと・産業 > 農林水産業 > 農業 > 野菜病害虫・雑草防除基準・植物成長調整剤使用基準
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/84/1272438470637.html
- キーワード
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- マラソン乳剤
- ミツバチ
- 病害虫防除
- イチゴ
- 照会先
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- 栃木県農業試験場
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000049303