レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013.10.18
- 登録日時
- 2013/10/18 14:19
- 更新日時
- 2013/10/28 13:23
- 管理番号
- NIER2013041
- 質問
-
解決
戦後から昭和30年までの間の小学校低学年理科の教科書の中で、
「身近な生物が死んだ時にはよく観察してみましょう」
ということが載っている箇所があるはず(以前に調査したときに発見した)なので、
掲載教科書を探している。
- 回答
-
5冊の教科書の中で、「虫」と「死」がキーワードになっていると思われる文章が見つかった。
■広島図書「よいこのかがく 3年上」 昭和25年検定 (55広図 小理311) p.18-21
「さくもつにつく虫」という単元で、遠足で桃についた虫が下に落ちて死んだまねをしているのを見た後、
学校で作物や虫について話し合う。
■学校図書「りかのがくしゅう 3年生」 昭和26年検定 (11学図 小理316) P.44-47
「ひ にあつまる虫」という単元で、家の電灯に集まった虫が下に落ちているのを虫眼鏡で観察するページの後に、
田んぼにくる害虫を駆除するための青い火の下の器に落ちている虫を調べてみましょう。
■大日本図書「たのしい理科 4年-1」 昭和26年検定 (4大日本 小理433) P.14-15
「野山の生物」という単元で、草木を調べたら押し葉に、昆虫は薬の入った瓶にいれておき
死んだら取り出して針をさしてとめ標本にする。
■広島図書「よいこのかがく 5年上」 昭和27年検定 (55広図 小理562) P.7-9
「寄生ののくさり」という単元で、スズメに襲われたカマキリの腹が裂かれ、腹から黒い針金のような虫が
でて動いているのを学校に持っていき、先生に尋ねる。
■学校図書「六年生の理科 上」 昭和27年検定 (11学図 小理656) P.64-65
「子を育てる動物」という単元で、畑のアオムシのうち、体の周りにヤドリバチの繭をつけて死んでいるものが見つかり、
おとうさんがアオムシの死因はヤドリバチがアオムシの体に卵を産み付けたためだと説明する。
- 回答プロセス
-
1)Google等で検索
→該当なし
2)現物調査
戦後検定教科書のうち、昭和30年代までの所蔵教科書を現物調査。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375)
- 参考資料
-
- 広島図書「よいこのかがく 3ねんの上」 昭和25年検定 (55広図 小理311) (【当館請求記号】K170.42||H4B||25-26(画像:02))
- 学校図書「りかのがくしゅう 3年生」 昭和26年検定 (11学図 小理316) (【当館請求記号】K170.42||G3B||26-27(画像:01))
- 大日本図書「たのしい理科 4年-1」 昭和26年検定 (4大日本 小理433) (【当館請求記号】K170.42||D4B||26-27(画像:03))
- 広島図書「よいこのかがく 5年上」 昭和27年検定 (55広図 小理562) (【当館請求記号】K170.42||H4C||27-28(画像:03))
- 学校図書「六年生の理科 上」 昭和27年検定 (11学図 小理656) (【当館請求記号】K170.42||G3A||27-28(画像:04))
- キーワード
-
- 昆虫
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000139133