レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190402
- 登録日時
- 2020/04/30 00:30
- 更新日時
- 2022/07/24 14:45
- 管理番号
- 3292
- 質問
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現在焼失してしまった二楽荘(にらくそう)には中国式の書斎があり、その書斎の壁には中国の拓本類が飾られていたと聞いた。それはどのような拓本であったかを知ることができる資料はあるか。
- 回答
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下記の展覧会図録中に資料として掲載されている「大阪毎日新聞」の該当記事を案内した。
・二楽荘と大谷探検隊 : モダニズム再考 / 芦屋市立美術博物館編 ; [1]. -- 芦屋市立美術博物館, 1999.10.(当館請求番号:T1999-678)
p.64 「大阪毎日新聞」に掲載された連載記事(「光端法主と二楽荘」) 図76 大正元年10月26日、図77「支那室・亜剌比亜室」大正元年10月27日
記事中に、中国式書斎に壁に飾られた拓本類について「諸葛武侯祠堂碑、等慈寺碑、太宗皇帝経文、九成宮醴泉銘など」「太宗皇帝廟の石馬の石刷など」という記述あり。
・二楽荘と大谷探検隊 : モダニズム再考 / 芦屋市立美術博物館編 ; 2. -- 芦屋市立美術博物館, 2003.9.(当館請求番号:T2003-481)
p.39~40該当記事掲載 あまり詳しくはない
また下記資料は上記図録の参考文献にあり。
・『建築工芸叢誌』20号(当館請求番号:505-18) →1巻20号?2巻20号?要確認。
p.2-6 鵜飼長三郎「二楽荘建築工事概要」
p.2 「室内装飾 書斎(支那式)」に「唐詩集石摺を紅唐紙表装にて貼付け、時々石摺を取替へ得るようにし、」という記述あり。
室内風景の写真は 図「同上支那式書斎(兵庫縣)」
- 回答プロセス
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①当館OPACで「二楽荘」をキーワードに検索したところ、下記の資料がヒットした。
・二楽荘と大谷探検隊 : モダニズム再考 / 芦屋市立美術博物館編 ; [1]. -- 芦屋市立美術博物館, 1999.10.
・二楽荘と大谷探検隊 : モダニズム再考 / 芦屋市立美術博物館編 ; 2. -- 芦屋市立美術博物館, 2003.9.
上記の展覧会図録中の資料として「大阪毎日新聞」に掲載された連載記事(「光端法主と二楽荘」)の抜粋あり(大正元年10月27日、p.64)。
記事中に、壁に飾られた拓本類についての記述確認。
②同図録中の参考文献に記載されている『建築工芸叢誌』20号 にも拓本類に関する同様の記述があることを確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本の建築 (521 9版)
- 参考資料
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芦屋市立美術博物館 編 , 芦屋市立美術博物館. 二楽荘と大谷探検隊 : モダニズム再考. 芦屋市立美術博物館, 1999.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002843703-00 (当館請求番号:T1999-678(https://library.tnm.jp/detail?bbid=0000014935)) -
芦屋市立美術博物館. 二楽荘と大谷探検隊 : モダニズム再考 : 芦屋市立美術博物館特別展図録 2. 芦屋市立美術博物館, 2003.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007305083-00 (当館請求番号:T2003-481(https://library.tnm.jp/detail?bbid=0000014936)) -
建築工芸協会. 建築工芸叢誌. 建築工芸協会, 1912.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000007378-00 (当館請求番号:505-18(https://library.tnm.jp/detail?sbid=0000203161))
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芦屋市立美術博物館 編 , 芦屋市立美術博物館. 二楽荘と大谷探検隊 : モダニズム再考. 芦屋市立美術博物館, 1999.
- キーワード
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- 二楽荘
- 拓本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 建築
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000281537