レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20161129
- 登録日時
- 2020/03/26 00:30
- 更新日時
- 2022/05/10 15:23
- 管理番号
- 2856
- 質問
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解決
考古展示室で見てきた慶長時代の小判の裏側に「光次」と書いてあった。これは何と読むのか知りたい。
- 回答
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「みつつぐ」と読む旨、案内した。
当館所蔵の慶長小判(列品番号:J-20118他)が載っている『日本古金銀貨図録』(当館請求番号:000-A44)を確認すると「後藤光次」(ごとう みつつぐ)の名が記されている。
・人物レファレンス事典 / 日外アソシエーツ株式会社編 ; 第1. -- 日外アソシエーツ, 1983.(当館請求番号:281-147)より、
後藤光次は江戸金吹座の創祖で、御金改役として江戸幕府に仕えた人物。小判、一分判、二分判、二朱判、一朱判および五両判のような金貨には「光次(花押)」の極印(きわめはん)が打たれているとのこと。
- 回答プロセス
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①当博物館収蔵品管理システム(非公開)で「小判△慶長」で検索。慶長小判(列品番号:J-37082)がヒット。
※参考 ColBase:https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/J-37082?locale=ja (2021/10/04 確認)
②画像管理システム(館内限定)で「小判△慶長」で検索。慶長小判(列品番号:J-20118)他、5件ヒット。撮影目的欄に『日本古金銀貨図録』(当館請求番号:000-A44)の情報があり、図録を確認したところ「後藤光次」の名が記してあることがわかった。
③『人物レファレンス事典Ⅰ』(当館請求番号:281-147)によると、後藤光次は江戸金吹座の創祖で、御金改役として江戸幕府に仕えた人物。小判、一分判、二分判、二朱判、一朱判および五両判のような金貨には「光次(花押)」の極印(きわめはん)が打たれているとのこと。
- 事前調査事項
- NDC
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- 貨幣.通貨 (337 9版)
- 日本 (281 8版)
- 参考資料
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東京国立博物館 編 , 東京国立博物館. 大川功氏寄贈日本古金銀貨図録. 東京国立博物館, 2002.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004025935-00 (当館請求番号:000-A44(https://webopac.tnm.jp/detail?bbid=0000025120)) -
日外アソシエーツ株式会社 編集 , 日外アソシエーツ株式会社. 人物レファレンス事典 1 (古代・中世編). 日外アソシエーツ, 1983.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001623178-00 , ISBN 4816902082 (当館請求番号:281-147(https://webopac.tnm.jp/detail?bbid=0000037175))
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東京国立博物館 編 , 東京国立博物館. 大川功氏寄贈日本古金銀貨図録. 東京国立博物館, 2002.
- キーワード
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- 後藤, 光次, 1571-1625
- 後藤庄三郎光次
- 小判
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 考古
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000279543