レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/30
- 登録日時
- 2012/03/03 02:04
- 更新日時
- 2013/03/11 00:30
- 管理番号
- 滋2011-1528
- 質問
-
解決
飯道神社懸仏の概要を知りたい。
- 回答
-
飯道神社は甲賀市信楽町宮町にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「1976年(昭和51)7月、本殿の解体修理工事にさいし、内陣の壇の内側から1038点にもおよぶ懸仏とその付属品が発見された。懸仏とは、円形の金属板などに、神仏の像容を線刻であらわしたり、別につくった尊像をとりつけて、社寺の堂内の壁面や梁に懸け吊って礼拝の対象とするものである。飯道神社の懸仏は、本殿が火災にあったため、鏡板をうしなうなど完形品が少なく、やや小型の部類に属する。このうち表現された尊像としては、釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来の三尊が圧倒的に多く、ほかに聖観音、十一面観音、千手観音、地蔵菩薩、毘沙門天などがある。平安時代後期を降らぬ毛彫り阿弥陀如来懸仏や建長4年(1252)の墨書銘をもつ金銅薬師如来懸仏は代表的な優品。制作は平安時代から江戸時代にかけてのもので、これほどまとまって伝存する例は県内ではめずらしい。県指定文化財。(宮本忠雄)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 仏像 (718 8版)
- 参考資料
-
- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.581
- キーワード
-
- 飯道神社
- 滋賀県指定文化財
- 仏像
- 懸仏
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000102902