レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年09月08日
- 登録日時
- 2008/09/08 11:16
- 更新日時
- 2008/10/01 10:53
- 管理番号
- NIER2008103
- 質問
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解決
『月刊言語』(1983.2月号)掲載記事”樋口昭「洋楽事始め」”に引用されている
伊沢修二が書いた「音楽取調事業をおこなうべき見込取調書」(1878(明治11)、文部大輔・田中不二麿宛、目賀田種太郎と連名)の全文を探している。
- 回答
-
『唱歌教育成立過程の研究』(参考資料1)
p.38~「音楽取調事業についての上申」に全文掲載されている。
また、上申書のうつしは「目賀田種太郎関係文書」(東京芸大附属図書館所蔵)にある。
- 回答プロセス
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1)OPAC・書架(375.76)で音楽教育史関係の資料を検索・調査
・『音楽教育成立への軌跡 : 音楽取調掛資料研究』(参考資料2)
→p.5”明治十一年四月八日、文部大輔田中不二麿あてに、「音楽取調事業をおこなうべき上申書」を、目賀田との連名で書いた”という記述があった。また、この上申書が「目賀田種太郎関係文書」(東京芸大附属図書館所蔵)にあることがわかった。
・『近代日本音楽教育史』(参考資料3)
→該当記述なし
・『音楽教育明治百年史』(参考資料4)
→該当記述なし
・『伊沢修二』(参考資料5)
→該当記述なし
2)『教科教育百年史』(参考資料6)を調査
p.394~”在米中の伊沢は、同(明治)十一年、目賀田種太郎と連盟で文部大輔あてに「学校唱歌ニ用フベキ音楽取調ノ事業ニ着手スベキ見込書」を提出”という記述があり、見込書の正確な名称が判明した。
3)Googleで「学校唱歌ニ用フベキ音楽取調ノ事業ニ着手スベキ見込書」を検索
石田陽子「唱歌教育と童謡復興運動にみる初等科音楽教育への提言についての一考察」(四天王寺国際仏教大学紀要 第44号(2007.3))がヒット(参考資料7)
この論文にも全文が掲載されいている。
引用元は、山住著『唱歌教育成立過程の研究』(参考資料1)
4)『唱歌教育成立過程の研究』に当たる
p.38~「音楽取調事業についての上申」として全文が掲載されている。
また、この資料にも上申書のうつしが「目賀田種太郎文書」にあるという記述があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375 9版)
- 教育史.事情 (372 9版)
- 参考資料
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1)
唱歌教育成立過程の研究 / 山住正己著.
東京大学出版会, 1967【当館請求記号】375.76||18 -
2)
音楽教育成立への軌跡 : 音楽取調掛資料研究 / 編者:東京芸術大学音楽取調掛研究班.
音楽之友社, 1976.【当館請求記号】375.76||27 -
3)
近代日本音楽教育史 / 田甫桂三編著.
学文社, 1980. 【当館請求記号】375.76||28 -
4)
音楽教育明治百年史 / 井上武士著.
音楽之友社, 1967.【当館請求記号】375.76||19 -
5)
伊沢修二 / 上沼八郎著 ; 日本歴史学会編.
吉川弘文館, 1962. -- (人物叢書 / 日本歴史学会編 ; 98).【当館請求記号】280.8||1||98 -
6)
教科教育百年史 / 生江義男[ほか]編 ; 奥田真丈監修.
[本編], 資料編. -- 建帛社, 1985.【当館請求記号】375.02||2 -
7)
石田陽子「唱歌教育と童謡復興運動にみる初等科音楽教育への提言についての一考察」(四天王寺国際仏教大学紀要 第44号(2007.3))
http://www.shitennoji.ac.jp/ibu/images/toshokan/kiyo2006-3-12.pdf
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1)
- キーワード
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- 音楽教育史
- 唱歌
- 音楽取調掛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000047165