レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/08/17
- 登録日時
- 2012/11/07 02:05
- 更新日時
- 2012/11/07 02:05
- 管理番号
- 滋2012-0074
- 質問
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解決
中世近江に日吉神人と呼ばれる人々がいたそうだが、その読み方を知りたい。また、どのような活動をした人々だったのかも知りたい。
- 回答
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『日本史広辞典』によりますと、「ひえじにん 【日吉神人】 「ひよしじにん」とも。中世、山門延暦寺の鎮守である近江日吉社に従属した神人。日吉社の祭祀に奉仕する一方、山門ひざもとの坂本や大津を拠点に高利貸業を営んだ。山門の権威のもと、山門・日吉社の上分米などを運用して出挙(すいこ)を行い、中下級公家にまで利子をつけて貸し付けるなど、中世初期にはすでに高利貸業界の一大勢力となった。中世後期には京都の土倉(どそう)の大多数は日吉神人が占め、山門を背景とするその巨大な経済力は、幕府もあなどれない存在であった。」とあります。また、『国史大辞典 11』や『日本歴史大事典 3』でも、基本の読み方は「ひえじにん」で、「ひよしじにん」ともいうとの記載で、活動内容も『日本史広辞典』と同様の趣旨の記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175 8版)
- 参考資料
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- 1 日本史広辞典 日本史広辞典編集委員会∥編 山川出版社 1997年 R-2100-ニ p.1788
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2 国史大辞典 11 にた-ひ 国史大辞典編集委員会∥編 吉川弘文館 1990年 R-2100-11 p.828-829 -
3 日本歴史大事典 3(と-わ) 小学館 2001年 R-2100-3 p.436
- キーワード
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- 日吉神人
- 日吉大社
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2110049-1101(大津市市立図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000113770