レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:01
- 更新日時
- 2012/07/20 02:01
- 管理番号
- 滋2011-2067
- 質問
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解決
滋賀県にある磨針峠の読み方とその概要を知りたい。
- 回答
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『滋賀県百科事典』によりますと、読み方は「すりはりとうげ」で、概要は「彦根市中山町磨針の旧中山道の峠。旧中山道宿場鳥居本の北はずれに登り口がある。国道8号から東におれ、急坂をのぼると中山の集落にでる。峠の名は、修学の士が学なかばで自分の才能をあきらめ帰国する途中、針をつくるため斧を磨いている老人に会い自分の短慮を反省しひきかえしたという故事にちなむ。修学の士とは弘法大師といわれ、大師は神霊が自分に悟りをあたえてくれたものと感じ「道はなほ、学ぶることの難からむ 斧を針とせし人もこそあれ」という一首をよみ記念に杉の若木をうえて神霊をまつったというつたえがある。これが峠に所在する磨針明神で、手植の杉とつたえる大樹がある。新道の上にほそい旧道がのこっている。望湖亭(堂)という峠茶屋があり、ここからの眺望は中山道第一との評があった。(後略)(米谷寿一)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 8版)
- 参考資料
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- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.430
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2 滋賀県の地名 平凡社地方資料センター∥編集 平凡社 1991年 S-2900- 91 p.855 -
3 角川日本地名大辞典 25 「角川日本地名大辞典」編纂委員会∥編 角川書店 1979年 S-2900- 79 p.414 -
4 近江の峠道 木村至宏∥編著 サンライズ出版 2007年 S-2990- 07 p.101-105 -
5 近江の峠 伏木貞三∥著 白川書院 1972年 S-2990- 72 p.231-234 -
6 京・近江の峠 京都新聞社∥編 京都新聞社 1980年 S-2990- 80 p.179-182
- キーワード
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- 磨針峠
- 峠
- 地名
- 道路
- 空海
- 磨針明神
- 中山道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109032