レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:01
- 更新日時
- 2012/07/20 02:01
- 管理番号
- 滋2011-1803
- 質問
-
解決
「やすみししわご大君の大御船」で始まる近江を詠んだ和歌の全文、歌の意味、作者とその略歴、収録されている歌集名を知りたい。
- 回答
-
『近江百人一首』に、和歌の全文は「やすみししわご大君(おほきみ)の大御船(おほみふね)待ちか恋ふくらむ志賀の辛崎(からさき)」で、歌の意味は「お亡くなりになった、私のお仕え申していた天子様の御船が今も着くだろうかと恋い慕ってお待ち申しているのだろうか、この志賀の辛崎は。」であると記されています。また同資料には、作者は「舎人吉年」で、略歴は「とねりのよしとし。「とねりのえとし」「とねりのきね」と読む説もある。舎人(とねり)という氏の女官かと思われる。伝未詳。万葉集巻四(四九五)には太宰(だざい)の任に赴く田部忌寸櫟子(たべのいみきいちひこ)との別れの情を歌った相聞(そうもん)の歌がある。従って万葉集には短歌二首入集の作者。」とあります。収録されている歌集は「万葉集 巻第二」と記されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
-
- 1 近江百人一首 滋賀県文化振興事業団∥編集 滋賀県教育委員会 1993年 S-9100- 93 p.202
-
2 万葉の歌 8 広岡義隆∥著 保育社 1986年 S-9100- 86 p.74 -
3 近江百人一首を歩く 畑裕子∥著 サンライズ印刷出版部 1994年 S-9100- 94 p.198 -
4 淡海万葉の世界 藤井五郎∥著 サンライズ出版 2000年 S-9100- 00 p.93 -
5 萬葉の近江 滋賀アララギ会∥編 白川書院 1971年 S-9100- 71 p.46 -
6 校注歌枕大観 近江編 森本茂∥編著 大学堂書店 1984年 S-9100- 84 p.199 -
7 近江の歌枕紀行 三品千鶴∥著 近江文化会∥編 白川書院 1977年 S-9100- 77 p.211
- キーワード
-
- 和歌
- 舎人吉年
- 万葉集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109016