レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/06/02
- 登録日時
- 2012/07/20 02:01
- 更新日時
- 2012/07/20 02:01
- 管理番号
- 滋2011-1776
- 質問
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解決
「思ひつつ来れど来かねて」で始まる近江を詠んだ和歌の全文、歌の意味、作者とその略歴、収録されている歌集名を知りたい。
- 回答
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『近江百人一首』に、和歌の全文は「思ひつつ来(く)れど来(き)かねて水尾(みを)の崎真長の浦をまたかへり見つ」で、歌の意味は「心にあこがれて来たけれど、あまりの美しい景色に来ることができず、水尾の崎、真長の浦をまたふり返って見た。」であると記されています。また同資料には、作者は「碁師」で、略歴は「万葉集第三期の歌人。生没未詳。伝未詳。万葉集の或る本には「碁」が「基」とあり、法号の一字に法師の「師」をつけたかと見る説もあり、また巻四、相聞の部五〇〇番の歌の題詞に「碁壇越(ごだんおち)」とある人と同一人かという説もある。碁の上手な人であったかともいわれるが、不明。巻九に短歌二首があり、碁壇越を同一人とすれば、さらに一首加わる。」とあります。収録されている歌集は「万葉集 巻第九」と記されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 近江百人一首 滋賀県文化振興事業団∥編集 滋賀県教育委員会 1993年 S-9100- 93 p.152
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2 校注歌枕大観 近江編 森本茂∥編著 大学堂書店 1984年 S-9100- 84 p.548 -
3 萬葉の近江 滋賀アララギ会∥編 白川書院 1971年 S-9100- 71 p.181 -
4 淡海万葉の世界 藤井五郎∥著 サンライズ出版 2000年 S-9100- 00 p.121 -
5 近江百人一首を歩く 畑裕子∥著 サンライズ印刷出版部 1994年 S-9100- 94 p.153 -
6 万葉の歌 8 広岡義隆∥著 保育社 1986年 S-9100- 86 p.158
- キーワード
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- 和歌
- 碁師
- 万葉集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000108994