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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
神奈川県立図書館 (2110018)管理番号
(Control number)
企-200008
事例作成日
(Creation date)
2020年12月13日登録日時
(Registration date)
2021年02月24日 10時10分更新日時
(Last update)
2021年02月28日 14時38分
質問
(Question)
1950~60年代のイギリスで流行したモッズカルチャーについて書かれた本を読みたい。
回答
(Answer)
【図書】
・『族の系譜学 ユース・サブカルチャーズの戦後史』難波功士著 青弓社 2007年
p.63~73 第2章「諸状況としてのユース・サブカルチャーズ」にフレーム、リフレーミング、一時的枠組みなどの概念やそれらの派生用語の具体的な様相を示すにあたって、具体例としてモッズ・カルチャーが挙げられている。「それはモッズである」というフレームからモッズの定義を決めうる文化について、その特徴などについて書かれている。

・『イギリス文化入門』下楠昌哉他著 三修社 2010年
p.173 第6章「イギリスの音楽」のなかの「5 音楽消費形態と社会階層」で「1960年代になると、革のジャケットで大型バイクを乗り回すロッカーズとそれに対抗してスーツを着てイタリア製スクーターを駆るモッズが現れ、両者の暴力構想がメディアで大きく取り上げられた。ロッカーズはプレスリーなどのアメリカのロックンロールを好んだが、モッズはスカやソウルなどを聞いた。モッズが敬愛した数少ないイギリスのロック・バンドの代表がザ・フーで、彼らは後にモッズとロッカーズの抗争を題材にしたロック・オペラ『四重人格』を発表し、映画版も製作した(邦題『さらば青春の光』)。」とある。
p.188 第7章「イギリスの映像文化とメディア」のなかでも、「ニュー・ウェイヴの作品群が出現した1960年代は、若者を中心とした新しいスタイルの文化が隆盛した時代でもあった。」とある。

・『魂(ソウル)のゆくえ』ピーター・バラカン著 アルテスパブリッシング 2008年
p.15~「60年代半ばのイギリスにおけるソウル・ミュージックの人気は大変なもので、とくにモッズの間では絶対的でした。モッズ、というと日本ではファッションだけで捉えられがちです。短い文章で説明するのも難しいのですが、『さらば青春の光』という映画を観れば、その実態が非常によく分かります。」とあった。モッズについての記載はここ以外ほとんどなかったが、ゴスペルやR&B、ソウル、モータウン、サザン・ソウルなど、ソウルミュージックについて幅広く取り上げられている資料。また、各ジャンルのCDガイドも載っている。

・『カルチュラル・ターン、文化の政治学へ』吉見俊哉著 人文書院 2003年
p.96~「労働者階級の文化とサブカルチュラルなスタイル」より「モッズの使う隠語や儀礼は、親世代の労働者の伝統的な価値を強調しているのに、彼らの服装や音楽はむしろ豊かな消費者の快楽主義に適応している。」など、いくつかモッズについて考察されている。

・『転回点を求めて 一九六〇年代の研究』富永茂樹編 世界思想社 2009年
p.119~「ミニスカート神話 若者の身体とファッション」成実弘至 より、モッズファッションについて記載があった。

・『ロック・エンサイクロペディア』フィル・ハーディ、デイヴ・ラング編 三井徹訳 みすず書房 2009年
各時代のミュージシャンごとに解説されたロック百科事典。モッズカルチャーに人気のあったミュージシャンも取り上げられている。
p.495 「Prince Buster プリンス・バスター イギリスの若者にも人気のあったバスターは、まず1964年にモッズの英雄となり、のちには短いロック・ステディ期にスキンヘッズの英雄となった。」
p.536 「The Small Facesスモール・フェイセズ フーのモッズイメージは、次第に高まってきたモッズ熱をマネジャーが利用して作りあげたものだったが、スモール・フェイセズはフーとはちがって実際にモッズなのだった。(中略)モッズの気に入りの音楽であるR&Bとソウルを共通して好きであったことから出来上がったグループ」
p.574 「The Who フー 当時モッズ熱は、このグループの本拠地であるシェパーズ・ブッシュなどロンドンの諸地域で急速に広まっていたところで、このグループをモッズと結びつけるミーデンの計画は抜け目なく時機に合っていた。」

【雑誌】
・『宝島』15(1)(No.157)[1987.1.1]
p.15~17 モッズカルチャーについて特集されている。モッズに関する歴史や、必聴レコード・カタログ、モッズファッション、モッズを扱ったビデオが3本(「さらば青春の光」、「レディ・ステディ・ゴー」、「欲望」が紹介されている。

インターネット上の情報も調査したところ、次のような論文があった。

【Google scholar より】
・「1980 年代イギリスのモッズにとっての 60 年代のモッズと商品」 尾山晋 2008
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8399&item_no=1&attribute_id=17&file_no=1

・「スキンヘッズ・リバイバル期のファンジンと関連書籍:初期スキンヘッズの描写」尾山晋 2010
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=12904&item_no=1&attribute_id=17&file_no=1
回答プロセス
(Answering process)
高校からのレファレンス依頼。軽音部の顧問の先生がモッズカルチャーについて生徒に説明するために資料を探しているとの情報があったため、ファッションではなく音楽文化を中心に調査。
事前調査事項
(Preliminary research)
ネット上では様々な記述が見られたが、本となると見つけられなかった。Wikipediaなど、「モッズカルチャー」でヒットする上位サイトをいくつか目を通したものの参考文献まで辿れず、CiNiiでもヒットせず。
NDC
器楽合奏  (764)
家族問題.男性.女性問題.老人問題  (367)
政治.経済.社会.文化事情  (302)
参考資料
(Reference materials)
難波功士 著 , 難波, 功士, 1961-. 族の系譜学 : ユース・サブカルチャーズの戦後史. 青弓社, 2007.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008571672-00 , ISBN 9784787232731
下楠昌哉 責任編集 , 下楠, 昌哉, 1968-. イギリス文化入門. 三修社, 2010.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010898955-00 , ISBN 9784384055665
ピーター・バラカン著 , Barakan, Peter. 魂(ソウル)のゆくえ. アルテスパブリッシング, 2008.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I010398287-00 , ISBN 9784903951058
吉見俊哉 著 , 吉見, 俊哉, 1957-. カルチュラル・ターン、文化の政治学へ. 人文書院, 2003.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004151239-00 , ISBN 4409040596
富永茂樹 編 , 富永, 茂樹, 1950-. 転回点を求めて : 一九六〇年代の研究. 世界思想社, 2009.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010080562-00 , ISBN 9784790714019
フィル・ハーディ, デイヴ・ラング 編 , 三井徹 訳 , Hardy, Phil, 1945-2014 , Laing, Dave , 三井, 徹, 1940-. ロック・エンサイクロペディア : 1950s-1970s. みすず書房, 2009.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010622333-00 , ISBN 9784622073444
キーワード
(Keywords)
モッズ
モッズカルチャー
Mods
イギリス
サブカルチャー
音楽
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000294087解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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