レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2020/05/19 13:49
- 更新日時
- 2020/07/09 16:09
- 管理番号
- 000000000001105
- 質問
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萩市の民謡「嫁泣き節」について知りたい
- 回答
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資料①、②、③を紹介。(※資料②記載の作詞者の名前・田中俊介は誤字であると思われる。)
嫁泣き節は、昭和29年、萩市観光協会副会長の山本与作の発案で作られた。歌詞は、民謡に造詣の深い田中俊資(しゅんすけ)が作成。作曲は、コロンビア株式会社専属の服部逸郎が担当、神楽坂玉枝の吹き込みで30年8月に新譜として発売された。レコードには、コロンビアでつけた舞踊もあったが、萩市芸能家協会でも独自の手をつけて発表した。今でも萩ではこの方の踊りが踊られている。(資料①より)
萩市越ケ浜は、井戸が掘れなかった為、遠くまで湧き水を汲みに行く必要があり、この唄は、若い嫁の水汲みの辛さを歌ったものである。(資料②、③より)
- 回答プロセス
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館内所蔵検索機で「嫁泣き節」で検索。
資料②がヒット。CDに唄の収録有。歌詞カードに、歌詞、舞踊・唄の説明の記載有。
「嫁泣き節」でインターネットで検索。(検索日:2020/5/19)
山口県観光連盟のホームページ(資料③)にヒット。
「萩市内越ケ浜に、若い嫁の水汲みの辛さを歌ったもの。郷土史家故田中俊資が取材作詞した。」と記載有。
郷土史料コーナーで市誌を確認。資料①に、「嫁泣き節」の出来た経緯、歌詞、作詞者等について記載有。
『萩市史 第1~3巻』(萩市史編纂委員会/編 萩市/発行)、『萩市誌』(萩市役所/発行)には記載なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767 9版)
- 参考資料
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資料① 萩市明治維新百年記念事業記念図書編さん委員会 編 , 萩市. 萩の百年 : 明治維新以後のあゆみ. 萩市, 1968.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001113284-00 P501~502 -
資料② CD 鈴木正夫, 藤みち子. 紀州おどり(ぶんだら節)・嫁泣き節. 日本伝統文化振興財団, 2017.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028480571-00 - 資料③ 山口県観光連盟のホームページ https://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/13988
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資料① 萩市明治維新百年記念事業記念図書編さん委員会 編 , 萩市. 萩の百年 : 明治維新以後のあゆみ. 萩市, 1968.
- キーワード
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- 萩市
- 民謡
- 嫁泣き節
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000282291