レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/08/18
- 登録日時
- 2019/12/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19082118408019
- 質問
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勝山の高田硯について、文献上に現れる史料で最も古いものとして牧文書が伝えられているが、活字で見られるものはあるか。
- 回答
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利用者からの情報によると牧文書とする根拠として資料①『美作の民俗』の「・・・天正の初年、この高田荘の領主三浦氏の重臣であった牧兵庫助から豊後の大友宗麟に硯1両を贈っている・・・(「牧文書」による)」という記述としている。
資料②『岡山県古文書集 第三輯』には美作牧家文書としていくつか書状が掲載されているが、文中に硯に関するものはなし。
資料③『岡山県史 第20巻 家わけ史料』には、美作美甘文書に牧尚春(牧兵庫助)による書状があるが内容に関連性なし。
資料④『岡山県地域の戦国時代史研究』には「石見牧家文書」についての解説と文書の翻刻がある。解説によると石見牧家文書は石見国津和野(現鹿足郡津和野町)藩家老の牧家の伝来文書とある。牧氏は戦国時代には美作国高田城(現真庭郡勝山町)の拠る三浦氏の重臣であったが、その後諸流それぞれ別個の経緯を辿りながら、石見国と美作国内各地に分散していった、としている。翻刻されている文書には、六号など硯を贈られたことのお礼を記した書状を数通見ることができる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728 9版)
- 参考資料
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資料②『岡山県古文書集 第三輯』 山陽図書出版,1956,参照はp.297-299.
資料③『岡山県史 第20巻 家わけ史料』 岡山県,参照はp.18-19.
資料④『岡山県地域の戦国時代史研究』 広島大学文学部,1995.参照はp.100-150.
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資料②『岡山県古文書集 第三輯』 山陽図書出版,1956,参照はp.297-299.
- キーワード
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- 石見牧家文書
- イワミマキケモンジョ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019082118413108019
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000270332