レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/2/22
- 登録日時
- 2019/03/21 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:33
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000732
- 質問
-
解決
【加賀手まりのルーツについて】 加賀手まりのルーツは、加賀藩第三代藩主前田利常の正室・珠姫が輿入れの際に持参したことだと聞いたが、そのことに関する資料はあるか。
- 回答
-
質問者が聞いたという情報は以下のパンフレット資料にも簡単に記載されている。
『金沢の伝統工芸[2017]』(109242337)p.37「加賀手まり」
…「将軍・徳川家康の孫で、3歳で前田家に輿入れした珠姫(たまひめ)が持参してきた手まりがルーツといわれます。」
そのほかの資料で参考としたものを以下に挙げる。
『金沢の玩具』(118414717)p.94「加賀手まり」
『暮らしの歳時記 石川編』(118543948)p.105「コラム:涅槃日の手まり唄」
…昭和初期まで金沢市内でよく見られた風習について書かれている。涅槃会の法要後に、寺が女の子に開放され、手まり遊びが行われていた。「まりは現在のようなゴム製ではなく、色鮮やかなかわいらしい糸手まり。当時は各家で手作りするのが一般的で、一本一本糸で縫いつけ、華やかな模様を描いていく技法が母から娘に伝えられていた。」
『金沢市史 資料編14 民俗』(119748725)p.543「二代将軍徳川秀忠の娘である千姫(豊臣秀頼室)・珠姫・和子(後水尾天皇妃)たちへ伯母の京極高次室よりお手製の手まりが贈られ、その手まりを珠姫が、三代藩主前田利常に嫁ぐ際、持参し、それを見た加賀の御殿女中たちが競って作り始めたことに端を発したという伝承が残されている。」とあり、伝承という表現をとっている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000253372