レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年11月7日
- 登録日時
- 2018/11/08 17:13
- 更新日時
- 2022/05/13 16:02
- 管理番号
- 2018-071
- 質問
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解決
江月宗玩著『墨蹟之写』影印本(全18冊)を所蔵している機関が関西にないか。
東京大学史料編纂所に所蔵されているのは知っている。
- 回答
-
関西での所蔵は見つかりませんでした。
詳しくは回答プロセスをご覧ください。
- 回答プロセス
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1.『墨蹟之写』について確認
(1)東京大学史料編纂所の書誌を確認
利用者の事前調査から、まず書誌を確認する。
所蔵史料目録データベース(東京大学史料編纂所)
https://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller [参照 2018-11-21]
書誌は以下の通りである。
【書目ID】 00031607
【史料種別】 写真帳(日本語)
【請求記号】 6173-48
【書名】 墨蹟之写 [鑑定日記]
【著者名】 宗玩[江月]
【原蔵者】 崇福寺(福岡県福岡市)
【出版事項】 撮影:昭和31(1956) 引伸:昭和31(1956)
【形態】 18冊
【大きさ】 21×31cm(洋)
【注記】 [鑑定日記]
各冊の注記によると、第1冊「慶長16-18年」から第14冊「寛永19・20年」までに加えて、「(年次不詳)」が4冊となっている。
(2)竹内尚次著『江月宗玩墨蹟之写(善隣墨蹟鑑定日録)の研究』上巻(国書刊行会, 1976)※下巻の刊行なし
本学には所蔵なし。
「大日本史料 第十二編之五十五(刊行物紹介)」(『東京大学史料編纂所報』, 35, p.25, 1999)
https://www.hi.u-tokyo.ac.jp/publication/syoho/35/pub_shiryo-12-55.html [参照 2018-11-21]
によると、「墨蹟之写」の元和九年までの部分の写真版・釈文が収録されているとのこと。
2.所蔵検索
CiNii Books、国立国会図書館オンライン、国立国会図書館サーチ、日本古典籍総合目録データベース、京都府立図書館(横断検索)で「宗玩」「墨蹟之写」「龍光院」などをキーワードにして検索するが見つからず。
3.Web情報の検索
禅典籍特別公開 崇福寺蔵 江月宗玩自筆『墨蹟之寫』(花園大学国際禅学研究所)
http://iriz.hanazono.ac.jp/newhomepage/utsushi/ [参照 2018-11-21]
「元和九年」までがデジタル公開されている。
崇福寺(福岡市)に所蔵の原本を撮影・公開したもの。
お探しの影印本(元和九年以降も撮影)とは異なる。
→花園大学国際禅学研究所、花園大学情報センター(図書館)に所蔵調査を依頼。
所蔵なしとのこと。
- 事前調査事項
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・本学学内の研究室にあったはずだが、現在は所在不明。
・大徳寺の龍光院(りょうこういん)欠伸会(かんしんかい)が影印本を作成し、研究者らに配布したもの(非売品)。
・所蔵史料目録データベース(東京大学史料編纂所)
https://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller [参照 2018-11-21]
で所蔵は確認している。
- NDC
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- 書.書道 (728 9版)
- 参考資料
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<史料編纂 刊行物紹介>大日本史料第十二編之五十五. 1999. 東京大学史料編纂所報 35 p. 25*-26
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000024-I000240417-00 -
禅典籍特別公開 崇福寺蔵 江月宗玩自筆『墨蹟之寫』(花園大学国際禅学研究所)
http://iriz.hanazono.ac.jp/newhomepage/utsushi/ [参照 2018-11-21]
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<史料編纂 刊行物紹介>大日本史料第十二編之五十五. 1999. 東京大学史料編纂所報 35 p. 25*-26
- キーワード
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- 江月宗玩
- 墨蹟之写
- 照会先
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- 花園大学国際禅学研究所
- 花園大学情報センター(図書館)
- 寄与者
- 備考
- 回答後、質問者より、本学文化情報学部の研究室で見つかったとの連絡があった。
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 書 書道
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000245434