レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2018/11/08 14:35
- 更新日時
- 2018/11/08 14:35
- 管理番号
- 00035
- 質問
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解決
お宮のお祭り(神社の祭典)の時、幟(のぼり)の下端に吊るしてある「赤い猿ぼぼ(括り猿)」はどんな意味があるのか調べたい。
- 回答
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「猿ぼぼ」は岐阜県飛騨地方の言い方で、「ぼぼ」は「赤ちゃん」を意味するそうです。通常は、「括り猿」とか「身代わり猿」とか言います。飛騨地方では「災いが去る」、「家内円(猿)満」にならい、縁起ものとされています。
そして、祭典の幟に吊るしてある「括り猿」ですが、神話で言うところの天降る天津神の道案内を務めた国津神(くにつかみ)「猿田彦」を表しています。「掛塚祭り」など祭りの始めにマチの清めを行う神(先払役、先導役)として「赤面の天狗」が登場していますが、この神が「猿田彦」です。「括り猿」自体は庚申(こうしん)信仰と関連があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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広瀬 鎭/著 , 広瀬‖鎭. 猿. 法政大学出版局, 1980. (ものと人間の文化史 34)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I013750338-00 -
小花波平六 編 , 小花波, 平六, 1920-. 庚申信仰. 雄山閣出版, 1988. (民衆宗教史叢書 ; 第17巻)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001906043-00 , ISBN 4639007019
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広瀬 鎭/著 , 広瀬‖鎭. 猿. 法政大学出版局, 1980. (ものと人間の文化史 34)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000245421