レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/10/30
- 登録日時
- 2016/12/15 00:30
- 更新日時
- 2016/12/15 00:30
- 管理番号
- 参調 15-0056
- 質問
-
解決
トドマツを、アロマやエッセンスとして使用する際の抽出方法と、抽出方法によってどのような効果があるのかを知りたい。
下記のWebサイトでは、アロマの商品としての紹介と効能についての情報は載っていたのですが、抽出方法について載っているものはありませんでした。情報が載っている資料あるいはWebサイト等があればご紹介いただけますと幸いです。
調査済みの資料
『アロマテラピーを楽しむ生活』(加藤理恵ほか 新星出版社 2003.8)
『はじめてのアロマスプレー』(佐々木薫/監修 池田書店 2013.6)
『わかりやすい!覚えやすい!アロマテラピー基本講座』(重松浩子/監修 成美堂出版 2011.12)
『366日のアロマテラピー・レシピ』(佐々木薫 主婦の友社 2011.8)
『アロマテラピーハーブパッチフラワーLESSON』(林真一郎ほか 主婦の友社 2013.3)
『日本の森から生まれたアロマ』(稲本正 世界文化社 2013.3)
調査済みのWebサイト
フプの森 北海道モミエッセンシャルオイル 公式サイト(http://fupunomori.net/about/concept)
日本かおり研究所(http://www.kaoriken.com/business/feature.html)
北海道モミエッセンシャルオイル スタンダード ぴりか(http://www.pirka-shop.jp/shopping/a0072/)
- 回答
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検索エンジンで「精油」「抽出方法」「トドマツ」をキーワードに検索したところ、「フプの森」HP内にエッセンシャルオイルと芳香蒸留水を抽出する方法が簡単な図で紹介されているのが見つかった。(http://fupunomori.net/online-shop/items/aroma-water/hokkaido-momi-water) 最終確認日2016/3/2
抽出方法は「水蒸気蒸留法」であることがわかったので、「水蒸気蒸留法」「抽出」「トドマツ」をキーワードに検索エンジンで調べたところ、森林総合研究所の「平成23年版研究成果選集2011」に「樹木の香りで生活環境空間を浄化する」という論文が掲載されており、「減圧式マイクロ波水蒸気蒸留法」によりトドマツから精油を抽出する方法が簡単な図で説明されていた。(https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/seikasenshu/2011/documents/p56-57.pdf)最終確認日2016/3/2
この論文によると、水蒸気蒸留法の4分の1程度の消費エネルギーで蒸留が可能、精油成分の変質も抑えられる、とのこと。
また、成分については、同じく森林総合研究所の「平成27年版研究成果選集2015」に「未利用資源の中の宝物-健康に役立つ抽出成分の機能あれこれ-」に、においによるリラックス効果などがグラフで表されている。(https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/seikasenshu/2015/documents/p30-31.pdf)最終確認日2016/3/2
当館所蔵なしのため内容が確認できないが、「樹木の顔:樹木抽出成分の効用と利用」という本があり、出版社HPの記述によると「樹木の抽出成分について、科別ごとに研究動向、成分分離と構造決定、機能と効用、新規化合物などについてまとめた」とのこと。トドマツが含まれているか不明だが、「39 マツ科 Pinaceae 」はあり。
書誌情報:「樹木の顔:樹木抽出成分の効用と利用」 日本木材学会抽出成分と木材利用研究会編集 中坪文明編集代表 海青社 2002
道内公共図書館所蔵なし。CiNiiによると道内大学では北海道教育大、北大大学院農学研究科図書室、北大附属図書館、北海道教育大学函館館で所蔵あり。また、農林水産関係試験研究機関総合目録(http://opac.cc.affrc.go.jp/?lang=japanese)で検索したところ、森林総合研究所北海道支所で所蔵あり。(貸出は不可、図書室利用の際は事前に電話で問い合わせること、とのこと)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 油脂類 (576 7版)
- 参考資料
- キーワード
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- トドマツ
- 精油
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000203222