レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/07/08
- 登録日時
- 2016/10/02 00:30
- 更新日時
- 2016/10/02 00:30
- 管理番号
- 6001017097
- 質問
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解決
「てるてる坊主」の歌の解説が掲載されている本はありますか。
- 回答
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次の資料に歌の解説がありました。
『唱歌・童謡ものがたり』 (読売新聞文化部/著 岩波書店 1999.8)
p104~107に「浅原六朗(号は鏡村)という人物が1921(大正10)年ごろに 故郷に向かう前日に山にかかる雲をみて、明日は天気であってくれればいいと 思ったことから「てるてる坊主」の第一節が浮かんだ」と記されています。
また、当初は4番まであった歌が現在の3番までに変更された経緯や 「首をちょんぎるぞ」という歌詞が残された理由なども知ることができます。
『日本童謡事典』 (上笙一郎/編 東京堂出版 2005.9)
p253~254に記述があります。内容は前述とほぼ同じです。
また、「てるてる坊主」の表記の違いについて書かれた資料がありましたので、 参考までにご紹介します。
『「のっぺら坊」と「てるてる坊主」 現代日本語の意外な事実』 (松井栄一/著 小学館 2004.4)
p11~20に「明治から大正にかけて出版された言葉の意味を調べる辞典の 見出しを調査したところ、「てるてる坊主」は「てりてり坊主」と表記されている ものが圧倒的に多く、「てりてり」は江戸中期から使われていた言葉でありながら、 明治期においてその用例が少ない」と記されています。
[事例作成日:2016年7月8日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767 8版)
- 参考資料
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- 唱歌・童謡ものがたり 読売新聞文化部∥著 岩波書店 1999.8 (104-107)
- 日本童謡事典 上/笙一郎∥編 東京堂出版 2005.9 (253-254)
- 「のっぺら坊」と「てるてる坊主」 松井/栄一∥著 小学館 2004.4 (11-20)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000197658