レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年04月27日
- 登録日時
- 2016/05/31 14:23
- 更新日時
- 2016/05/31 14:23
- 管理番号
- 相-160001
- 質問
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解決
古い手持ちの辞典で「ヒカナキン(緋金巾)」という言葉を調べたら、次の通り記載されている。もう少し分かりやすい説明がほしい。
緋金巾=「染物の一つ。金巾を半晒とし、アルミナ媒染めによりアリザリンで染めた赤地の薄地物」
- 回答
-
『広辞苑』第6版机上版(た-ん) 新村出編 岩波書店 2008年
上記資料に「ひがなきん(緋金巾) 緋色の金巾。女物の裏地などに用いる」との説明あり。
- 回答プロセス
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電話での質問であったが、こちらの調査中に、上記資料を質問者ご自身がお調べになり、そのことについてお知らせいただいた。
その説明で用が足りたとのことであったので、当館ではお調べした下記資料について、参考情報としてお伝えするにとどまった。
『新潮日本語漢字辞典』新潮社編 新潮社 2007年
「緋金巾 =緋色の薄い綿布」
『服装大百科事典 上巻 増補版』服装文化協会編 文化出版局 1983年
「金巾(かなきん)」についての項目があり、詳しい解説があるが、緋金巾については言及されていない。
『きもの用語大辞典』装道きもの学院編 主婦と生活者 1979年
「緋金巾」「金巾」いずれも項目あり。
「緋金巾」の解説は、質問者手持ちの辞典に掲載されている内容とほぼ同じ。
「金巾」については、「綿織物の一つ。かねきんと発音することもある。ポルトガル語のカネキンが語源。平織で目の細かい薄地の綿布(後略)」とある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813)
- 衣服.裁縫 (593)
- 参考資料
- キーワード
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- 着物
- 服飾
- 生地
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000192827