レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年05月15日
- 登録日時
- 2013/08/03 14:33
- 更新日時
- 2013/11/18 21:48
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2013-003
- 質問
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解決
鶴舞公園にあった松月斎という茶室について知りたい。
- 回答
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尾張藩12代藩主・徳川斉荘が、自身の書斎兼茶室として建造した数寄屋風書院です。昭和4年に鶴舞公園に移築されましたが、昭和20年の空襲で消失しました。
『角川茶道大事典』、『茶道大辞典』、『愛知県史 別編[7]』で概要がわかります。
『名古屋の公園100年のあゆみ』に外観の写真があり、『茶室の材料と構法』に内部の写真があります。
また、平面図が『愛知県史 別編[7]』、『鶴舞公園案内』にあります。
- 回答プロセス
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(1)まず、鶴舞公園関係の資料を見ました。
『名古屋の公園100年のあゆみ』p.71に、「昭和20年1月3日、市内全域を対象にB29、70機が爆撃し3,588戸が焼失し、その中で鶴舞公園の松月斎ならびに猿面茶席も消失した。」とあり、外観の写真が掲載されています。『鶴舞公園案内』p.12に説明が、p.21には内部の写真と平面図があります。
(2)『名古屋市史 [第8]』p.402に、明治期、愛知県博物館にあったとの記述があり、p.631に鶴舞公園の庭園の一つのとして記述があります。
(3)『愛知県史 別編[7]』p.243-244に名古屋城内にあったときのことについて書かれています。平面図もあります。
(4)茶道関係の資料を見ました。
『角川茶道大事典』、『茶道大辞典』に記述があります。『茶室の材料と構法』には説明が少しあり、『鶴舞公園案内』と同じ内部の写真があります。
- 事前調査事項
- NDC
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- 茶道 (791)
- 参考資料
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- 『名古屋の公園100年のあゆみ』 名古屋の公園100年のあゆみ編集委員会/編集 名古屋市 2010年 p.71
- 『鶴舞公園案内』鶴舞公園振興協会/共編 鶴舞公園振興協会 1962年 p.12,22
- 『名古屋市史 [第8] 名古屋市/編 愛知県郷土資料刊行会 1980年 p.402,631
- 『愛知県史 別編[7]』 愛知県史編さん委員会/編集 愛知県 2006年 p.243-244
- 『角川茶道大事典』林屋辰三郎/編集委員代表 普及版 角川書店 2002年 p.659
- 『茶道大辞典』井口海仙/監修 新版 淡交社 2010年 p.573
- 『茶室の材料と構法』北尾春道/著 彰国社 1967年 p.32,34
- キーワード
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- 茶道
- 建築―名古屋市
- 文化―名古屋市
- 松月斎
- 茶室
- 鶴舞公園
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000135049