レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年01月25日
- 登録日時
- 2012/06/19 19:20
- 更新日時
- 2012/06/21 14:26
- 管理番号
- 2008-0003
- 質問
-
未解決
明治末期、三越の広告で「今日は三越 明日は帝劇」のキャッチコピーが入った広告があった。
この広告をカラーで掲載している本が見たい。
- 回答
-
この広告は明治44年帝国劇場ができ、大正初年頃から一枚刷りのプログラムを無料で配布。
その中に入っていたもの。
キャッチコピーは『今日は帝劇、明日は三越』。
制作は浜田四郎(三越の広告担当。コピーを考えた)、杉浦非水(図案)。
広告内に出てくる婦人画は竹久夢二。
図版が掲載されている図書
●請求記号:102-YAM
『広告の社会史』(山本武利 著、法政大学出版局、1984)
→p.44~45(関連画像があります)
●請求記号:140.2-NAK
『日本広告表現技術史』(中井幸一 著、玄光社、1991)
→p.135~136(関連画像があります)
閲覧者が探しているカラーでコピーが「今日は三越 明日は帝劇」になっているものは見つからなかった。
キャッチコピー「今日は三越 明日は帝劇」の記述も見つからなかった。
但し、巷では「今日は三越 明日は帝劇」のコピーも有名だったようで、大正9年の流行歌・「コロッケの唄」の
三番の歌詞に入っている。(照会先を参照ください)
その後、購入した資料からは下記のことが判明した。
●請求記号:872-MIN
『帝国劇場開幕』(嶺隆 著、中央公論社、1996)
→p.149 「第三章-第三節 『今日は帝劇、明日は三越』 」
の
→p.173~180「今日は帝劇、明日は三越」まで に、三越と帝劇とのつながり、浜田四郎がこのコピーを
作るまで、その使われ方などが書いてある。
→p.177 前出の広告のバージョン違いもあった。(関連画像があります)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 広告.宣伝 (674 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- キャッチコピー
- 三越
- 帝劇
- 浜田四郎
- 杉浦非水
- 竹久夢二
- 照会先
-
- d-score 楽譜:コロッケの唄(作詞 益田太郎冠者、作曲者未詳)(http://www.d-score.com/ar/A05022502.html)(2012年6月19日 確認)
- 寄与者
- 備考
-
コロッケの唄:益田太郎冠者
三、
藝者が嫌なら 身受けしてやろ
帶も買つてやろ
ダイヤも やらう やらう
今日は三越 明日は帝劇
いふて呉れるやうな客がない
アハハハ、アハハハ
こりや可笑し
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000107397