レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/04/30
- 登録日時
- 2009/11/21 02:13
- 更新日時
- 2009/11/22 09:27
- 管理番号
- 千県中千葉-2009-0010
- 質問
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解決
明治44年に竣工した千葉県庁旧庁舎の図面、間取り、様式等の資料が見たい。
- 回答
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『千葉県庁舎旧本館』(千葉県 19--)は旧庁舎のアルバムになっており、全景や内部の様子を写真で見ることができる。最終ページには、1階と2階の簡単な図面写真があるが、室名表示はない。
『絵葉書にみる房総の今昔』(樋口誠太郎著 千葉県書籍教材 1981)p274に図面、p271-275に解説があり、間取りも表示されていた。
『都道府県庁舎』(石田潤一郎著 思文閣出版 1993)p311に千葉県庁舎1階平面の図面が掲載されており、室名表示も見られる。図面の出典は『建築世界』第6巻第2号(明治45年)、『建築雑誌』第23輯266号(明治42年)とある。
『建築世界』第6巻第2号(明治45年)は未所蔵のため確認できず。
参考までに『建築雑誌』第23輯266号(明治42年)はインターネットで閲覧可能。CiNii-NII文情報ナビゲータ(http://ci.nii.ac.jp/)で「CiNii 本文収録刊行物ディレクトリ」から刊行物名『建築雑誌』を選択すると、当該号数は無料一般公開されており、「千葉縣廳舎の礎石式」が掲
載されている。(インターネットの最終アクセス:2008年4月30日)
- 回答プロセス
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『絵葉書にみる房総の今昔』は別のレファレンスの調査中に偶然千葉県旧庁舎の図面が掲載されていることを発見した。『千葉県庁舎増築工事概要』(千葉県〔土木部〕土木課〔編〕 千葉県〔土木部〕土木課1934)は増築部分の図面のみ。
『都道府県庁舎』p270によると千葉県庁舎は「碇聯鉄構法」が用いられている。p306によると設計は、内務省技師から大蔵省臨時建築部に移った矢橋賢吉と新進の久野節(くのみさお)の共同設計。図面の出典『建築世界』第6巻第2号(明治45年)の所蔵館はWeb-catによると九州大、熊本大、慶応大三田、早稲田大中央の大学図書館です。
- 事前調査事項
- NDC
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- 各種の建築 (526 9版)
- 参考資料
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- 『千葉県庁舎旧本館』(千葉県 19--)〈C318/C42/18〉 (9200161200)
- 『絵葉書にみる房総の今昔』(樋口誠太郎著 千葉県書籍教材 1981)〈C31/C42/18〉 (9200161200)
- 『都道府県庁舎』(石田潤一郎著 思文閣出版 1993)〈5218/I72〉 (9103192664)
- キーワード
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- 千葉県庁舎
- 建築
- 官庁建築
- 県庁舎
- 千葉県‐千葉市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000059861