次の資料を紹介。
・一等三角点の名山と秘境 新ハイキング選書 安藤正義/〔ほか〕著 新ハイキング社 1996.5
※付:日本全国一等三角点配置図・日本全国一等三角点総覧
・一等三角点百名山 一等三角点研究会/著 山と渓谷社 1988.11
・訪ねてみたい地図測量史跡 山岡光治/著 古今書院 1996.10
・山の高さ 鈴木弘道/著 古今書院 2002.4
・地図と測量のQ&A 日本地図センター/編 日本地図センター 2005.2 448.9
・讃岐の手仕事 写真集 讃岐写真作家の会/編 讃岐写真作家の会 1974.11
p.80-83「小豆島の石(内山久三郎、黒島浩)」※三角点に関する記述が含まれる。
また、
・一等三角点のすべて 都道府県別図 改訂版(新ハイキング 多摩 雪雄 新ハイキング社 1999
は高松市松島図書館にあったので、そちらを紹介。
*
ネットの
「三角点標石」
http://uenishi01.at.infoseek.co.jp/j090setsubi.htmlに次のような記述あり。
・三角点標石はの石材としては昔は小豆島産や三州産(愛知県岡崎)などの花崗岩がつかわれていたが近江産、伊豆國産の花崗岩と点の記に記載されたものもある。
・1890年(明治23)に陸地測量標条例によって三角点の標石も規格ができたが、初期に埋設された標石は現地調達されているものも多く材質も異なっている。
・小豆島産の花崗岩が選定されたのは大阪城築城のため使用されたように美観、耐久が優れており埋蔵が豊富なことによるもの。1883年(明治16)に参謀本部の田坂虎之助大尉が企画し当時小豆島の土庄村長でもあった幸島覚治、香川石材店主がこれを受けたもの。その後、三州(岡崎)産のものも採用したためクレームがあったようだ。1896年(明治29)には陸地測量部三角科に標石委員を設けて一括して調達することになった。現在は小豆島土庄町の四国石材で製作されている。
この記事の参考文献として、次の2点が紹介されている。
・国土地理院:測量・地図百年史 1970
・陸地測量部:陸地測量部沿革史・明治29年 1922
なお、現在も土庄町に「四国石材工業有限会社」があるようだが、上記の「四国石材」と同一かどうかは不明。