レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年04月06日
- 登録日時
- 2020/05/29 16:01
- 更新日時
- 2021/02/03 11:25
- 管理番号
- 吹-85-2020-001
- 質問
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解決
昭和27年6月の吹田事件(すいたじけん)の際、デモ隊が通過した(1)竹ノ鼻(たけのはな)ガードの場所と(2)JR千里丘駅(せんりおかえき)からJR岸辺駅(きしべえき)間のJR線路下の他のガードの名称を知りたい。
- 回答
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国土交通省近畿地方整備局のホームページでJR千里丘駅からJR岸辺駅の間に、下記の4か所のアンダーパスを確認した。
(1)竹の鼻ガードの場所
箇所名称:竹ノ鼻ガード
アンダーパス等名称:東海道本線JR京都線ガード下
住所:大阪府摂津市(せっつし)千里丘4丁目15番
(2)その他のガードの名称 (JR千里丘駅からJR岸辺駅に向かって)
・箇所名称:正雀(しょうじゃく)停車場線千里丘地下道
アンダーパス等名称:JR東海道線高架下
住所:大阪府摂津市千里丘1丁目
・箇所名称:坪井(つぼい)ガード
アンダーパス等名称:東海道本線JR京都線ガード下
住所:大阪府摂津市千里丘2丁目16番
・箇所名称:岸部中内本町線(きしべなかうちほんまちせん)
アンダーパス等名称:岸部地下道
住所:大阪府吹田市岸部中4丁目16番
- 回答プロセス
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「ガード」とは、『大辞林 第4版』(松村明/編 三省堂 2019.9刊)p108によると「ガードとはアンダーパスとも呼ばれ、立体交差で、鉄道や道路の下をくぐるように掘り下げている道路」と記述があった。
質問者がデモ隊が通過したと言っておられた「吹田事件」について、当館の検索機で検索し、次の資料にデモ隊のコースが掲載されており、竹ノ鼻ガードと坪井ガードの場所が確認できた。
・『「吹田事件」と裁判闘争』(吹田事件文集刊行委員会/編集 吹田事件文集刊行委員会 1999.1刊)p136~p137「吹田反戦闘争デモコースの地図」
・『朝鮮戦争と吹田・枚方事件』(脇田憲一/著 明石書店 2004.3刊)p358~p359「デモ行進全行路見取り図」
・『大阪で闘った朝鮮戦争』(西村秀樹/著 岩波書店 2004.6刊)図「吹田反戦闘争デモコース」
ガードを管理している摂津市建築部道路管理課へ資料の有無について確認したところ、ガードの名称は管理するために地名または通称名を付けている、取りまとめている資料はないとの回答だった。
インターネット検索で「竹ノ鼻ガード」、「アンダーパス」というキーワードで検索したところ大阪府 冠水想定箇所 道路防災情報Webマップ 道路 国土交通省 近畿地方整備局(最終確認2020.6.7)が見つかり、JR千里丘駅からJR岸辺駅の間の吹田市と摂津市のアンダーパスの位置を照らし合わせ、回答の4つの通称名を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 道路工学 (514 10版)
- 参考資料
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松村明編 , 松村, 明 , 三省堂編修所. 大辞林 第4版. 三省堂, 2019.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I012051660-00 , ISBN 9784385139067 - 吹田事件文集刊行委員会/編集. 「吹田事件」と裁判闘争. 吹田事件文集刊行委員会, 1999. p. 136-137
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脇田憲一著 , 脇田, 憲一. 朝鮮戦争と吹田・枚方事件 : 戦後史の空白を埋める. 明石書店, 2004.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I009213478-00 , ISBN 9784750318714 -
西村秀樹 著 , 西村, 秀樹, 1951-. 大阪で闘った朝鮮戦争 : 吹田枚方事件の青春群像. 岩波書店, 2004.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007412591-00 , ISBN 400022378X
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松村明編 , 松村, 明 , 三省堂編修所. 大辞林 第4版. 三省堂, 2019.
- キーワード
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- ガード
- アンダーパス
- 冠水
- 道路防災
- 吹田事件(すいたじけん)
- 竹ノ鼻ガード(たけのはながーど)
- 照会先
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- 摂津市建築部道路管理課
- 国土交通省近畿地方整備局
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000282546