レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/3/10
- 登録日時
- 2021/04/01 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:41
- 管理番号
- M21032610411903
- 質問
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岡山県における蚊取り線香製造業についてわかる資料はあるか。
- 回答
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資料①『新修倉敷市史 8』によると、「玉島長尾地区は、伝承によれば文政期(1818~1830)から仏壇用線香が盛んに製造されていた。明治末年から除虫菊粉を利用した蚊取線香が作られるようになり、その製粉業者も存在し、地方的ではあるがひとつの集荷の拠点でもあった。」としている。
資料②『玉島市の展望』にも、1959年時点で「機械工場が十数社、其他家内工業的に数ケ所の製造所がある」としており、広告欄から少なくとも7社あることが確認できる。
資料③『岡山県商工名鑑 昭和35年版』にも、「第4類3項 肥料、飼料、農薬、防殺虫剤」の項目で、業種として線香製造とする会社があるのが確認できる。
資料④『岡山県商工名鑑 昭和39年版』には主に「第4類7項 その他の化学製品」の項目に掲載されている。
資料⑤『郷土風土記』には、長尾の線香についての歴史が出ており、またその中で製造会社の1つである「山口堂」に関する記述も見られる。
資料⑥「くらしき地域資源ミュージアム」には、岡山県下で唯一の線香製造を続けている会社として「玉華堂」と、薫物線香製造のみとなったが「小野水月堂」が紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 企業.経営 (335 9版)
- 参考資料
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資料①『新修倉敷市史 8 自然・風土・民俗』山陽新聞社,1996,738p. 参照はp.395-396.
資料②『玉島市の展望』中国観光地誌社,1959,71p. 参照はp.56-57,59-60.
資料③『岡山県商工名鑑 昭和35年版』岡山県商工会議所連合会,1960,326p. 参照はp.287.
資料④『岡山県商工名鑑 昭和39年版』岡山県商工会議所連合会,1964,434p. 参照はp.341-342,360-361.
資料⑤ 宗沢甕山『郷土風土記』宗沢弘,1986,166p. 参照はp.159-160.
資料⑥ くらしき地域資源ミュージアム.「くらしき地域資源ミュージアム」.https://www.kurashiki-shigen.jp/index.html(確認 2021.3.26)
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資料①『新修倉敷市史 8 自然・風土・民俗』山陽新聞社,1996,738p. 参照はp.395-396.
- キーワード
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- 蚊取線香
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021032610495311903
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000296198