レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/10/13
- 登録日時
- 2022/11/19 00:30
- 更新日時
- 2022/11/19 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-220102
- 質問
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解決
奥羽越列藩同盟に加盟した藩と,藩旗が知りたい。
- 回答
-
下記の資料を提供した。
※【 】内は当館請求記号
1 奥羽越列藩同盟の加盟藩について
資料1 木村幸比古編著『図説戊辰戦争』河出書房新社, 2012【210.61/2012.X】
pp.78-83 第五章「会津戦争」-「1 奥羽越列藩同盟の成立」の項に加盟藩に関する記述あり。
p.82 「(前略)同盟に名を連ねたのは,仙台藩,米沢藩,弘前藩,八戸藩,盛岡藩,一関藩,秋田藩,本荘藩,亀田藩,矢島藩,新庄藩,山形藩,上山藩,天童藩,二本松藩,守山藩,棚倉藩,中村藩,三春藩,平藩,福島藩,泉藩,湯長谷藩,下手渡藩,松前藩である。(中略)武装中立を目指していた越後長岡藩も,新政府軍との交渉が決裂し同盟に参加。新発田藩,村上藩,村松藩,三根山藩,黒川藩の越後五藩,会津・庄内藩も加わり,ここに「奥羽越列藩同盟」が成立したのである。」
また,「奥羽越列藩同盟」の成立を示す図(p.83)の掲載あり。
資料2 木村幸比古監修『戦況図解戊辰戦争』三栄書房, 2018【210.61/2018.7】
pp.88-138 第三章「東北戦争」の項に,結成に関する記述あり。
また,「奥羽越列藩同盟の成立」(p.90)を示す図解あり。注記として,「※会津・庄内藩の救解を目的として結成された性質上,会津・庄内藩は同盟に参加していないが,会庄同盟を結んでこれに連携したことから,本図では同盟加盟藩として扱っている。」との記述もあり。
資料3 苅安望著『日本旗章史図鑑 : 古代から現代まで』えにし書房, 2019【288.9/2019.7】
pp.98-101 「第Ⅱ部 戦国時代及び近世の旗章」-「3. 江戸時代後期」-「2 戊辰戦争で使われた藩旗」の項
「この同盟は戊辰戦争の際に会津藩,庄内藩,米沢藩が中心となって陸奥国,出羽国,越後国の31藩が新政府軍に対抗するために結成した軍事同盟。(後略)」(p.100)と記述あり。
2 藩旗について
前掲資料3 苅安望著『日本旗章史図鑑 : 古代から現代まで』えにし書房, 2019【288.9/2019.7】
pp.98-101 「第Ⅱ部 戦国時代及び近世の旗章」-「3. 江戸時代後期」-「2 戊辰戦争で使われた藩旗」の項に,同盟に加盟した一部の藩名と,藩旗についての説明および図が掲載されている。
p.98 「(1)会津藩(中略)藩旗は3種類あり,白地黒丸に葵紋,白地黒會文字の四半と同デザインの横長西洋式旗。四半は軍旗,旗は軍艦旗として使われた。丸に葵紋は会津藩松平家の家紋。(後略)」
p.98 「(2)仙台藩(中略)藩旗は白地赤九曜紋。(後略)」
p.98 「(3)盛岡藩(中略)藩旗は紺地白九曜紋。(後略)」
p.99 「(4)福島藩(中略)藩旗は赤地白九曜紋。(後略)」
p.100 「(8)庄内藩(中略)藩旗は白地赤日の丸に黒丸三つ。(中略)「破軍七星旗」は庄内藩二番大隊を率いた酒井玄蕃がデザインした紺地に金色の北斗七星が逆さまに描かれ,赤いフリンジを付けた軍旗。(後略)」
p.100 「(9)奥羽越列藩同盟(中略)同盟旗は黒地白五芒星四半,白地黒五芒星四方の2種類ある。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 木村/幸比古?編著. 図説戊辰戦争. 河出書房新社, 2012.10【210.61/2012.X】:
- 木村/幸比古?監修. 戦況図解戊辰戦争. 三栄書房, 2018.7【210.61/2018.7】:
- 苅安/望?著. 日本旗章史図鑑. えにし書房, 2019.7【288.9/2019.7】:
- キーワード
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- 戊辰の役
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000324311