レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年07月01日
- 登録日時
- 2021/04/05 10:39
- 更新日時
- 2021/04/05 11:24
- 管理番号
- 京歴-555
- 質問
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解決
狩野派の絵師、狩野洞春(美信)のプロフィールが知りたい。
- 回答
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『日本書画落款大事典,上巻 あ-し』(①)p.177に狩野洞春のプロフィールと落款が掲載されている。
『古画備考,巻下』(②)p.1703に、狩野洞春について記載がある。
『日本美術工芸』555号(③)のpp.54-61に田中敏雄著「常高寺(小浜市)の障壁画-狩野洞春の壁貼付・襖絵-」が掲載されており、p.61の「狩野洞春美信について」にプロフィールが書かれている。
- 回答プロセス
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当館の蔵書検索システムでキーワード「狩野洞春」、「狩野美信」を検索したが、資料は見つからなかった。
『日本書画落款大事典,上巻 あ-し』(①)で、狩野洞春に関する記載がないか確認した。
江戸時代の絵師について知ることができる資料として『本朝画人伝』、『古画備考』を調べた。
『本朝画人伝,巻6』(④)の索引を調べたところ、『本朝画人伝,巻3』(⑤)pp.83-84に、駿河台狩野家の4代目であった狩野洞春が浅草寺から下賜された観音像についてのエピソードが記載されているが、洞春のプロフィールは載っていなかった。
『古画備考,首巻索引』(⑥)には、狩野洞春の名は載っていなかったが、「駿河台系図」(『古画備考,巻下』(②))が載っており、②を確認すると狩野洞春が紹介されていた。
国立国会図書館オンラインで「狩野洞春」を検索し、『日本美術工芸』555号(③)、『雅の近世、花開く宮廷絵画:江戸時代前期(天皇の美術史,第4巻)』(⑦)に、狩野洞春について記載があることがわかった。
当館所蔵の⑦を確認したが、狩野洞春の作品の画像は掲載されていたものの、プロフィールは載っていなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本画 (721)
- 参考資料
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- ①『日本書画落款大事典,上巻 あ-し』日本書画落款大事典刊行会編 遊子館 2007 (当館請求記号:||728.7||N71||1)
- ②『古画備考,巻下』朝岡興禎著 太田謹増訂 弘文館 1904 (当館請求記号:||721.02||A88||3)
- ③『日本美術工芸』555号 日本美術工芸社編 日本美術工芸社 1984 (当館請求記号:||ニホン)
- ④『本朝画人伝,巻6』村松梢風著 中央公論社 1943 (当館請求記号:||721.02||MU48||6)
- ⑤『本朝画人伝,巻3』村松梢風著 中央公論社 1941 (当館請求記号:||721.02||MU48||3)
- ⑥『古画備考,首巻索引』朝岡興禎著 太田謹増訂 弘文館 1904 (当館請求記号:||721.02||A88||4)
- ⑦『雅の近世、花開く宮廷絵画:江戸時代前期(天皇の美術史,第4巻)』野口剛著 五十嵐公一著 門脇むつみ著 吉川弘文館 2017 (当館請求記号:||702.1||Te37||4)
- キーワード
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- 狩野洞春
- 狩野美信
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000296654